2019年1月4日
最終更新:2022年10月30日

World of Warcraft(WoW)の人名・用語集(アルファベット順)

5分で読めるWorld of Warcraft(WoW)の歴史」の補完的位置づけで、書き切れなかった補足的情報及び、本編スタート以降の拡張含めた時代からの登場人物等、あちらでは登場しなかったが最低限抑えておいたほうがいい人名・用語中心にまとめています。露骨なのは極力避けていますが、多少ネタバレ気味。
Warcraft世界の歴史をまったくご存じないならば、先に「5分で〜」をお読みになる事をお勧めします。

※最近の拡張で初登場・または以前から存在するが最近ようやく出番が増えた人物等には以下のマークがあります。
:拡張5「Warlords of Draenor」より
:拡張6「Legion」より
:拡張7「Battle for Azeroth」より

Alexstrasza
アレクストラーザ(Red Dragon/女)
偉大なる竜種・Dragon Aspectの一人(一頭)。普段は露出過剰気味なElfの外見で現れ、リアル世界ではDragon Aspectの中でのコスプレ人気ナンバーワン。Red Dragon達を束ね、Life-Binder(生命を結びつけるもの)の呼び名を持ち、生命を癒やし育む力を持っています。Dragon Aspectの筆頭的な感じの存在で、戦った際の実力は相当なものでしょうが、狂気にとりつかれたDeathwingとタイマン勝負した時は、ダメージは与えたものの自らも深手を負い、逃げ出すしかありませんでした。
Alleria Windrunner
アレリア・ウインドランナー(元High Elf・今はVoid Elf/Hunter/女)
Sylvanasの姉でWindrunner三姉妹の長女。かつての大戦でDraenor崩壊の大変動からAzerothを救った英雄の一人で、彼女の像が他の仲間と共にStormwind入口にあります。長年消息不明でしたが、拡張「Legion」で再登場。
The Light(聖なる光)と対極で邪悪な力とされるVoid<ボイド>をその身に取り込みながら、その制御に成功し、同じくVoidの力を取り込んだVoid Elf(Alliance側のプレイ可能なAllied Raceの一つ)達を率いるリーダーとなります。High Elf(Blood Elf)がAllianceを去りHordeに加盟した経緯を知らず困惑気味で、妹Sylvanasの運命には大ショック。夫は長年戦場を共にしてきたTuralyon(Human)。
Allied Race
アライド・レース
拡張「Legion」より導入されたプレイ可能な種族の種類で、ほとんどは完全な新種族ではなく、既存種族の中で特定の地域に住んでいたり、特定の能力を持っていたりするサブ種族的なもの。一連のクエストをクリアするなど、条件を満たす事で作成できるようになります。
Anduin Wrynn
アンデュイン・リン(Human/Priest/男)
Stormwind王・Varianの一人息子で王子。WoW Classicの時代は完全にガキ、その後とっちゃん坊や風ティーンを経て、いつの間にかブラピ風イケメン青年に。温厚・理想主義の若者で年長者に好かれるタイプ。
Varian王の後を継いでStormwind王に就任し、若輩ながら実質的にAllianceの盟主。争いを好まない協調派の見本みたいな人でしたが、最新のムービーでは父の形見の剣を持って(父と違いクラスはPriest:僧侶なので念のため)、対Horde戦の最前線に立つ姿が描かれています。なお、彼の名はかつての大戦の英雄Anduin Lothar<アンデュイン・ローサー:映画版の主人公>の名から取られています。
Archimonde
アーキモンド(元Eredar≒Draenei・今は実質Demon/男)
邪悪なDemonの軍団Burning Legionの王・Sargerasの二人の強力な副官の一人で、通称"The Defiler<穢す者>"。もう一人のKil'jaedenとどっちがどっちだったかよくわからなくなる人。元はVelenやKil'jaedenと共に惑星Argus<アーガス>に住むEredar<エレダー>(*)という種族の指導者の1人でしたが、本性を隠したSargerasの甘言に乗せられ闇墜ちしてしまい、今は姿形もDemonのように。
(*)初期には元々Eredar自体がDemonの一種だという設定だったようです。
Arthas Menethil
アーサス・メネシル(Human/Paladin/男)
Humanの王国の一つLordaeron<ローデロン>の将来を嘱望された王子。王位継承者であるばかりか、Paladinとしても優秀。三次大戦でLich Kingが生み出す不死者の軍団Scourge<スカージ>侵攻の際に前線で指揮を執りますが、汚染された穀物を食べた住民達(じきにアンデッド化する)を皆殺しにする非情な決断を下し、かつての恋人(Jaina)や師(Uther)から愛想をつかされます。
そしてScourgeに対する復讐心に取り憑かれ、呪われた魔剣Frostmourne<フロストモーン>を手にした時、完全に狂気に支配されて自らも侵略者の手先となり、父王を殺して王国を崩壊させます。ついにはLich Kingの魂と融合してLich Kingそのものとなり、Azeroth世界を脅かす恐るべき脅威に。
Azshara
アズジャラ(Naga/Mage/女) :発音よく聞くと"シャ"じゃなく"ジャ"っぽい
大陸が2つに分断される以前のはるかな昔、Elfの国を統治していた女王。美しく民に愛される偉大な女王でしたが、Azeroth世界に目を付けたBurning LegionのSargerasの甘言に騙され、その邪悪な軍団をAzerothに招き寄せようとしてしまいます。これに反対する者達との間で戦いが勃発し、その結果Sargerasらを呼び寄せるために用意された巨大なポータルが破壊され、その莫大なエネルギーによって大陸が分断。
Azsharaとその信奉者は深海に呑み込まれますが、彼らに目を付けたOld GodのN'Zothの呪いにより、異形のNaga<ナーガ>に姿を変えながらも命を取り留めます。現在のAzerothではNaga種は各地に生息し人々の脅威となっていますが、その女王のAzsharaも深海のどこかで息を潜めていると言われています。
Baine Bloodhoof
ベイン・ブラッドフッフ(Tauren/Warrior/男)
二本足で歩く牛さん種族・Tauren<トーレン>のリーダー。彼らはプレイ可能な種族で最大の巨体を誇りますが、Night Elf同様自然を敬い、その巨体に似合わずおしなべて温厚な種族で、Baine自身もSylvanasのやり口には自然の摂理に反していると不信を抱いています。彼の父で前のリーダーであったCairne<ケイン>はGarroshによって卑怯な手段で命を奪われており、いい人なのになにかと苦労を強いられる気の毒な人物。
Blood Elf
ブラッドエルフ(Horde側のプレイ可能な種族/最初の拡張で追加)
大昔はNight Elf(Alliance側のプレイ可能な種族)と同族でしたが、魔法に否定的な立場を取る指導者達と対立し、海を渡って東の大陸Eastern Kingdomsに移り住んだ一族が名乗ったのがHigh Elf。彼らは大陸北部に王国を築き上げますが、Arthas率いるScourgeの攻撃で王国は崩壊。生き残りは同胞が辿ってきた過酷な運命を思い、Blood Elfを名乗ります。
元々彼らはAlliance側でHordeやScourgeと戦っていましたが、Humanとの不和がこじれてAllianceを離脱。その後、Kael'thas<ケイルサス>王子率いる一派はIllidanに味方してAlliance/Horde双方と対立し、残りはHordeと同盟を結び、王都を再建します。現在のリーダーは、Kael'thas王子不在の頃より一族を率いてきたLor'themar Theron<ローセマー・セロン>。
Bolvar Fordragon
ボルヴァー・フォードラゴン(Human/Paladin/男)
勇猛で高名なPaladinであり、HumanのStormwind王国で先王Varianが行方不明の時期に、幼いAnduin王子の補佐を託されていたほどの人物。NorthrendのLich King(Arthas)討伐戦でAlliance/Horde連合軍を率いていましたが、Horde Forsakenの一部が反乱を起こして無差別毒ガス攻撃を行ったため部隊はほぼ全滅。
彼も死亡したと思われていましたが、Red Dragon達の浄化の炎によって奇跡的に一命を取り留めていました。しかし皮膚は焼けただれ紅蓮の炎が体内で燃えさかり、さらに配下にしようと目論むLich Kingの拷問で怪物同然の身に。冒険者達がLich Kingを倒した後、Tirion FordringにLich Kingは滅びBolvarも死んだと伝えてくれと頼み、不死の怪物達が主を失って暴走しないよう、新たなLich Kingとなるべく自らの意思でその兜をかぶり、今は氷の玉座で不死の怪物どもの監視を続け、時には冒険者達に助言を与える存在となっています(YouTube動画)。
拡張「Battle for Azeroth」より、Kul TirasのProudmoore家(Jainaのお母さんのとこ)に仕える一人娘のTaelia<タエリア>が登場しています。
Burning Legion
バーニングリージョン<灼熱の軍団:略してLegionとも・ガメラのレギオンと同じ語>
Twisting Nether(ねじれた冥界)と呼ばれる次元の異なる世界に起源を持つDemon族を主体とした邪悪な軍団。かつては創造主Titanの戦士であったSargerasに率いられ、宇宙に点在するすべての秩序ある世界を破壊しようとしています。
なお、LegionがAzeroth侵攻のためにLich Kingに組織させた不死者の軍団がScourge<スカージ>ですが、彼らは必ずしも一枚岩ではありません。Lich Kingの魂の正体はOrcのシャーマンNer'zhulであり、彼は元々Legionの甘言に騙された部分があり、少なくとも世界滅亡を企むほどの極悪人ではありませんでしたから。Legionの脅しに屈してやむなく従っている印象。逆にLegionもLich Kingの忠誠心に疑念を抱いています。
Bwonsamdi
Loa を参照
Calia Menethil
カリア・メネシル(元Human・今はUndead/Priest/女)
長年Azerothの脅威であったLich King: Arthasの実の姉で、Lordaeron王家の生き残り。慈愛に満ちた性格で、Undeadと化したかつてのLordaeronの民と生き残りの家族とを引き合わせようとしますが、Sylvanasによって殺害されます。しかしその後、NaaruのThe Light(聖なる光)の力により不死者として蘇った希有の存在(本来Undeadは忌まわしい死霊魔術によって生み出されるもの)。Sylvanasの失脚後Lilian Vossの招きを受け、Vossらと共にForsakenを導く評議会メンバーの一人となります(YouTube動画(*))。

(*)舞台はArthasが父王を殺した(YouTube動画/Warcraft III)Lordaeron玉座の間。HordeプレイヤーでUndercity(=Lordaeron)に行けば、床に血の染みまで残っているのを見る事ができます。
Chromie
クローミー(Bronze Dragon/Mage/女)
時を操作する力を持つBronze Dragon種の一人(一頭)。ドラゴンにしては珍しく、普段はGnomeの姿で現れます(というよりドラゴンの姿を見た記憶がない)※。あちこちの拡張に顔を出してプレイヤーとも絡んでいるのですが、色々な時空を飛び回っているため、今目の前にいるプレイヤーとこの時間軸では会った事があるかどうか、本人もよくわからなくなっている様子。
※前言撤回。拡張Legionのとあるクエストで、Dragon Whelp(子ドラゴン)の姿で登場していました。
Dalaran
ダララン(都市名)
元々はEastern Kingdomsに存在した魔法使い達が集う都市で、一度Arthasによって破壊されましたが再建され、一部の拡張で冒険のベースキャンプ的な使われ方をしています。強力な魔法使い達の力で都市をまるごとテレポートさせ、元あった場所にはクレーターのみが残り、2番目の拡張の時には北の大陸Northrendに移動、6番目の拡張の時にはBroken Isleに移動しています。ゲームの都合上、Dalaranが2つ存在するかのようにどちらにも行けちゃいますのでお間違えなく。
Darion Mograine
Knights of the Ebon Blade を参照
Deathwing
デスウイング(Black Dragon/男)
古よりAzerothを守護する5匹の偉大な竜・Dragon Aspectのうちの一頭で、かつてはthe Earth-Warder(地上の監視者)Neltharion<ネルサリオン>と呼ばれていました。
Old Godsのささやきにより正気を失い、地上のすべてを破壊しようともくろみ、拡張「Cataclysm」で彼が活動を開始した事でAzeroth全土が天変地異に見舞われ、地域によっては地形が大幅に変わってしまいました。これを倒さねばAzerothはDeathwing自身すら生きていく事のできない完全な死の星と化すと言われています。
その後Black Dragon種はほぼ死に絶えましたが、彼の息子で狂気に汚染されなかったWrathionはいまだ健在です。
Derek Proudmoore
デレク・プラウドムーア(Undead/Warrior/男)
Jainaの実の兄。かつての二次大戦で海軍提督の父と共にHordeと戦い、命を落としました。拡張BFAの折りにSylvanasがその遺体を手に入れ、Jainaに対する刺客として利用するため、Undeadとして蘇らせた後に自我を奪って操り人形にしようとします。
Sylvanasのやり口に我慢の限界に達したTaurenのリーダーBaineは、ほとんど狂乱状態だった彼を密かに連れだし、Jainaの元に送り届けます(YouTube動画)。その後Jainaが呼び寄せたCalia Menethilの導きにより心の平静を取り戻したDerekは、Jainaら家族の元に留まるのでなく、Caliaと共にHordeのForsakenと合流し、自分同様にUndeadと化し絶望する人々を救済する道を選択します。
Draenei
ドラナイ(Alliance側のプレイ可能な種族/最初の拡張で追加)
元々はEredarと呼ばれ惑星Argusに住む種族でしたが、Legionの策謀により多くは彼らの手先に。残りはLegionから逃れるため宇宙船(次元航行船)に乗り2万5千年(!)の放浪の末に、Orcの故郷であるDraenorに移住。その後Legionの呪いでOrcによる攻撃が始まるなどDraenorも安住の地でなくなり新天地を求めますが、宇宙船の故障でAzerothの西側大陸Kalimdor北部に不時着、Allianceと同盟を結びます。Draeneiは「追われし者達」という意。
Dragon Aspect
ドラゴンアスペクト<偉大なる竜種>
かつて創造主TitanがAzerothの守護を委ね、はるかな時を生き続ける偉大な5匹のドラゴン達(※)。Azerothにはドラゴン系の生物が結構いますが、そういうその他大勢とは知性・強さ・体の大きさ等段違いですが、普段は大概ElfやHumanなどの姿に化けて人前に現れます。
基本的に人間達には友好的ですが、彼らの一匹である黒竜Neltharion<ネルサリオン>はOld Godsのささやきによって正気を失い、Deathwing<デスウイング:死の翼>として世界的な天変地異を引き起こしました(3番目の拡張のラスボス)。なお、彼らは元々Titanに不死の力を授かっていましたが、Deathwing討伐にその力を注ぎ込み、今では不死性を失っています(YouTube動画)。

Alexstrasza(Red/生命)・Nozdormu(Bronze/時)・Ysera(Green/自然/一度死亡したが復活?)・Kalecgos(Blue/魔法/前任のMalygosは死亡)・Neltharion(Black/大地/Deathwingとして死亡)  ( )はそれぞれの守護対象
Ebyssian
エビシアン(Black dragon/男)
またの名をEbonhorn、Wrathion同様に数少ないBlack dragon種の生き残り。普段は牛さん(Highmountain tauren)の姿をし、拡張Legionではクエストギバーとして登場。その後BFAではHeart of Azeroth強化のためのドラゴンの鱗入手で協力してくれます。最新の「Dragonflight」では、HordeサイドのDragon Isles探索ツアー勧誘員として再登場。曲者ぞろいのBlack dragon種なだけに、非業の最期を遂げやしないかと将来が心配です。
Forsaken
Sylvanas Windrunner を参照
Garrosh Hellscream
ガロッシュ・ヘルスクリーム(Orc/Warrior/男・"健康クリーム"ではなく"地獄の叫び")
Orcを代表する怪力無双の脳筋キャラ。父親はThrallと共にOrcの呪いを解いた英雄Grommash(通称Grom<グロム>)で、Thrallはその息子であるGarroshに目をかけ、ついには自分の後任のWarchief<ウォーチーフ:Hordeのリーダー>に選びますが、その言動は敵味方問わず軋轢を引き起こしがちで、最後には力を求めるあまり暴走して味方からも見限られます。
Gelbin Mekkatorque
Gnome を参照
Genn Greymane
ゲン・グレイメン(Worgen/Warrior/男)
Alliance側のプレイ可能な種族Worgen<ワーゲン:狼人/3番目の拡張で追加>のリーダーでHumanの王国の1つGilneas<ジルニアス>の王。Gilneasの民はいにしえの呪いにより狼男(女)化しちゃっているのですが、狼男(女)に変身した時も理性を保つ術を身につけているため、あまり気にしていないみたい。
Forsakenに都を奪われた亡国の王で、今はStormwindに居候中、Anduin王の相談役的立場。その経緯からForsakenのリーダーSylvanas(今はHordeリーダーのWarchiefでもある)とは犬猿(犬じゃないけど)の仲です。
Geya'rah
ゲヤーラ(Mag'har Orc/Warrior/女)
DraenorにおけるGarroshの争乱(拡張「Warlords of Draenor」)は鎮圧されましたが、共に戦ったDraeneiとOrcの両種族はその後The Light(聖なる光)の信仰を巡って対立を始めます。
これによって危機に陥ったOrcの一部族Mag'har Orc<マグハー・オーク>(HordeのAllied Raceの一つ)は、Hordeの助力を得てAzerothに避難を余儀なくされます。彼らを束ねるのがOverlord Geya'rahで、実は彼女は平行世界のThrallの両親から生まれた一人娘。つまりThrallの妹という見方もできますし、性別の異なるもう一人のThrallという見方もできます。彼女はまだこの事実を知らないはずですが、互いに何か因縁めいたものを感じているような様子。
Gnome
ノーム(Alliance側のプレイ可能な種族)
小柄で男女のルックスのギャップはトップクラス、HordeのGoblinと並ぶ発明大好き種族。 それが災いし、地底からの侵略者を撃退するため使った爆弾で拠点を汚染してしまい、今はDwarfのIronforgeに居候の身。 かつて彼らは機械生命体であったらしく、それが「肉の呪い」によって生身の体に変化してしまったのだとか。 つまりいくつかの拡張に登場する機械の体のGnomeは、機械に改造されたのではなく、彼ら本来の姿なのです。 種族リーダーはHigh Tinker Gelbin Mekkatorque<ゲルビン・メカトーク>で、High Tinker<ハイティンカー>と呼ばれます。
Gul'dan
グルダン(Orc/Warlock/男)
Ner'zhul<ネルズール>の弟子でDemon系魔法を操る強力な魔術師(ウォーロック)。師のNer'zhulは最初にLegionの手先となったOrcですが、後にLegionの邪悪な意図を知って彼らから逃れようとします。一方Gul'danの場合それを知りながらも自分が強大な力を手にするため進んで彼らの手先となり、同胞のOrc達に血の呪いをかけます。しかし最終的には利己的な行動が災いして自滅。5番目の拡張は過去のDraenorが主舞台のため生前の彼が再登場し、後のLegion再侵攻の元凶となります。
High Elf
Blood Elf を参照
Illidan Stormrage
イリダン・ストームレイジ(Night Elf/Demon Hunter/男)
Warcraft世界のデビルマン(Demon Hunter)。根っからの悪人ではありませんが、力(魔法)に魅せられた自己中な人で時には味方、時には敵(最初の拡張では完全に敵)。兄貴(Malfurion)の女に1万年横恋慕していますが、恋人だった事はありません。
Demonの力を取り込み姿までDemon化し、コウモリのような翼まであり、強いことは強いです。ただ、Warcraft IIIの最後のほうでArthasに負けたくせに、「Arthasですら俺を倒せなかったぜ!!」とか叫んでるどこか複雑な人。
Jaina Proudmoore
ジェイナ・プラウドムーア(Human/Mage/女)
若いながら極めて優秀な魔法使いで、魔法使い達の連合組織・Kirin Tor<キリン・トー>で重きをなしています。過去にArthas王子の恋人だった時期があり。元々は穏健派・協調派の代表のような人で、Orcとの種族間の連帯を重んじて海軍提督の父(Daelin<デイリン>)を犠牲にした事すらあります。
三次大戦で共に戦ったOrcのThrallと深い信頼関係で結ばれていましたが、後にWarchiefとなったGarroshに領地のTheramore Isle<セラモア島:大陸Kalimdorの玄関口のひとつ>を新型爆弾で廃墟にされ、大切な人達を失い、怒りに狂って完全な主戦派に転向しちゃいました(その後また転向)。
Kael'thas Sunstrider
ケイルサス・サンストライダー(High Elf(Blood Elf)/Mage/男) :日本ではむしろカエル王子
High Elf(Blood Elf)の王子で、平和な時代にはJainaさんを巡ってArthas王子と三角関係だった事もあったとか。
Death Knightと化したArthas率いるScourgeの攻撃により王国が陥落した後、部下と共にAllianceのScourge抵抗軍に身を寄せて戦っていましたが、傲慢なHumanの指揮官の仕打ちに耐えかね(この世界でも異種族に対する差別意識があったりする)、ついに彼らと袂を分かち、力を貸してくれたIllidanの配下となります。
その後共にOutlandに渡りますが、Alliance/Horde双方を敵に回したIllidanに最後まで付き従い、命を落とすはめに。
Khadger
カドガー(Human/Mage/男)
Jainaさんより前の世代の大魔法使いでMedivhの弟子。かつての大戦の折りDraenorに渡り、Draenor崩壊の余波からAzerothを守るため、仲間達と共にDraenorに残りポータルを破壊。消息不明でしたが最初の拡張で再登場。彼らの自己犠牲的な行動を称えて、Stormwindの入り口に彼らの巨大な像が並んでいますが、その頃より随分若作りしてます。Allianceで重きをなしていますが、Hordeとも協力関係にあり、反抗期のJainaさんに代わって最近なにかと苦労が多い人。
Kil'jaeden
キルジェイダン(元Eredar≒Draenei・今は実質Demon/男)
Legionの王・Sargerasの強力な副官の一人で通称"The Deceiver<欺く者>"。Archimondeとどっちがどっちだったかよくわからなくなる人(以下略)。
Knights of the Ebon Blade
ナイツ・オブ・ジ・エボンブレード(漆黒剣の騎士団)
Lich King:Arthasの力によって死から蘇った戦士・Death Knight(2番目の拡張で追加された新クラス・彼らはForsaken同様Undeadです)。彼らがLich Kingの精神支配から逃れた後、組織したのがこの騎士団で、Death KnightはAlliance/Hordeの所属に関係なくこの騎士団に属しています。
その最初のリーダーであるDarion Mograine<ダリオン・モグレーン>は、Tirionが所有する聖剣Ashbringerの前の所有者であり、拡張「Legion」の時、Death KnightでプレイするプレイヤーがDeathlordとして騎士団の指揮を引き継いだ後、その親衛であるFour Horsemen<フォー・ホースメン:四騎士>の一人となります。
(今はArthas亡き後に新Lich KingとなったBolvarがリーダーっぽい)
Lich King
リッチ キング(不死者の王)
初代は「5分でわかる〜」・2代目はArthas Menethil・3代目はBolvar Fordragonを参照
Lilian Voss
リリアン・ボス(Forsaken/Rogue/女)
拡張Cataclysmで、彼女はUndeadとして蘇ったLordaeronの民の一人として、Undercity(かつてのLordaeronの王都)があるTirisfal Gladesのクエストに登場します。会ったばかりの彼女は己を襲った悲劇に発狂せんばかりでしたが、その後過酷な運命を受け入れたようでForsakenの主要メンバーの一人に。
Sylvanasの配下だけに汚れ仕事もやってきましたが、他人の心の痛みを理解できる人物であり、Sylvanasのあまりに非道なやり口には疑念を抱き、彼女の失脚後はLordaeron王家の血を引くCalia Menethilを、Undeadとして蘇らせられ絶望する人々の導き手として招聘します。
Loa
ロア
LoaとはTroll種族が信仰する神々の総称で、八百万の神だとか精霊神だとかいったイメージの神様。姿も性格もさまざまで、祈りを捧げる者に超常的な力を貸し与える強力なLoaもいます。最近の拡張に登場しているBwonsamdi<ボンサムディ>という名の"死を司る神"のように、話しぶりや身のこなしもおどけた感じで、神の呼び名にはあまりふさわしくないようなのもいます。
Lor'themar Theron
Blood Elf を参照
Magni Bronzebeard
マグニ・ブロンズビアード(Dwarf/Warrior/男)
Alliance側種族Dwarf<ドワーフ>の王であり、その名の通り赤銅色の髭をたくわえ、戦槌を振るう勇猛な戦士。High Elf(Blood Elf)は諍いのあげくAllianceを離脱しちゃいましたが、Dwarfは大戦で同盟を結んで以来、一貫して味方してくれている頼もしい存在。ただし一口にDwarfと言っても他に複数の氏族があり、邪悪な存在に仕え敵対的な一派もいます。
古代の呪いで石化(ダイヤモンド化)してしまい、その後は弟のMuradin<ムラディン>・娘のMoira<モイラ>達の合議制で種族を統治していましたが、最近意識を取り戻してダイヤの体のままで普通に動き回っており、プレイヤー達にさまざまな助言を与えます。
Maiev Shadowsong
マエーブ・シャドウソング(Night Elf/Warden/女)
戦隊ヒーローみたいな格好をしていますが、中身は普通にNight Elfのお姉さん(のはず)で、もっとも有名なWarden(普通に訳すと監視人・Night Elfで警察官とかガードマンとかいう感じの役目)。
3次大戦の折りLegionに対抗する戦力として、Tyrandeは周囲の反対を無視してIllidanを1万年の虜囚から解放しますが、これにもっとも強く反発したのがその看守役を務めていたMaievで、再び彼を捕らえるべく彼女はIllidanを地の果てまでも追いかけます。その後の拡張「Legion」では結局共闘する羽目になるのですが。
Malfurion Stormrage
マルフュリオン・ストームレイジ(Night Elf/Druid/男)
Night Elfのリーダー。Illidanの兄でTyrandeの恋人。力を追い求める弟には手を焼いており、3次大戦の際に幽閉から解放されたIllidanがDemonの力を取り込んだ時にはさすがに見放した様子でしたが、その後危機に陥ったTyrandeをIllidanが助けたため、(良くも悪くも)心は以前のままだと知り、どこへでも行くがよいと彼を見逃します。
Mathias Shaw
マサイアス・ショウ(Human/Rogue/男) :読みを"マシアス"から"マサイアス"に修正
Allianceの諜報任務を司るSI:7の長、通称Spymaster<スパイマスター>。ストーリー上特別に重要な人物という程ではありませんが、わりと色々な場面に顔を出しています。クリックすると時々ジェームズ・ボンド(007)を気取ったようなセリフを言います。
Medivh
メディブ(Human/Mage/男)
"Sargerasの化身"を倒した母同様、Azerothのガーディアンとなるべく育てられた偉大な魔法使い。しかし、その戦い自体がSargerasの奸計であり、傷つき疲弊した母にSargerasの魂が取り憑き、胎内のMedivhに憑依。やがてSargerasに精神を乗っ取られ、OrcのAzeroth侵攻の際にAzerothとDraenor間のポータルを開く手助けをしてしまいます。
弟子のKhadgerらの手によって討ち取られますが、それによってSargerasの支配から解放され、精神だけの存在となるものの、ThrallをKalimdorへ導くなど人々に助言を与える存在に(YouTube動画/Warcraft IIIよりLordaeronのTerenas王(Arthasの父)に来たるべき脅威の襲来を警告するシーン)。
Naaru
ナルー
幾何学図形のような姿をした知的宇宙生命体(複数の個体が存在)。PriestやPaladinが信奉し力の源とするThe Light(聖なる光)の強力な力を秘め、The Lightを奉ずる者達から深い尊崇を集めています。Draeneiの流浪を手助けしたのも彼ら。
Nathanos Blightcaller
ナサノス・ブライトコーラー(元Human・今はForsaken/Hunter/男)
Sylvanasのもっとも忠実な側近で腰巾着。配下のHunterに弓を指導できるほどに腕は確かで、どっかのダンジョンのラスボスくらいは務まりそう。生前はHumanながらHigh Elfより弓の修行を受けており、Sylvanasとはその頃からの縁。前の大戦でSylvanasと同じく命を落とし、Undeadとして蘇り忠実な配下となります。その忠誠心の強さは主従の関係を超えてる印象。
Sylvanasが行方をくらました後、彼もAlliance/Hordeの追跡を受けますが、結局Tyrandeに討ち取られます(YouTube動画)。死んだ後はShadowlandsでSylvanasと合流する手はずだったようですが、Jailerが約束を破ったのか忘れていたのかその後の登場はなく、気の毒にそのまま地獄界(Maw)に墜とされてしまったようです。
Night Elf
ナイトエルフ(Alliance側のプレイ可能な種族)
Kalimdor北端の島Teldrassilを本拠地とするElfの本家的存在。"Night"と付いてるように、月の女神を信仰しており、長命種族でリーダークラスは1万年は生きています。Demonを引き寄せるきっかけになったと魔法には否定的(完全に禁止している訳ではないっぽい)な立場を取り、Druidのような自然信仰的な生き方を好んでいます。
Blood Elf(High Elf)はAllianceから離脱しましたが、Night Elfは三次大戦の折りにHumanらと共闘して以降Allianceの一員。
Nightborne
ナイトボーン(Horde側のプレイ可能なAllied Raceの一つ)
太古の大陸分断の際に、拡張「Legion」の舞台であるBroken Islesで生き残り、孤立して独自の社会を築き暮らしてきたElfの一族。Legionの侵攻に伴いそれに降伏しようとする者、Azerothの諸勢力と手を結んで抵抗しようとする者との間で内乱が生じますが、最終的にHordeと同盟を結びます。
種族リーダーは強力な魔法使いであるFirst Arcanist Thalyssra。"Arcanist"とはあまり一般的な単語ではないようですが、魔法のもっとも基本的な系統であるarcane magicの使い手という意味で、日本語表記するなら首席アーケニスト・サリスラ?
Old Gods
オールドゴッズ<古き神々>
神と呼ばれてはいますが、太古の昔Azeroth世界を支配していた異形の存在。クトゥルフ神話の神々みたいな感じ。彼らの時代のAzerothは強大な精霊達が荒れ狂い、生命が生まれ育つのに適さない混沌の惑星でしたが、創造主Titanが彼らを倒して封印した事で多くの生命が芽生え始めました。
彼らに関しては多くの事はわかっていませんが、今でも地上世界に影響を及ぼしており、彼らを崇めるカルトもあれば、彼らのささやきに心を惑わされて狂気に陥る者もいます。また、彼らの眷属であった精霊達(炎の王Ragnaros<ラグナロス>等)は今でも健在です(なかには人間達に友好的な精霊もいる)。
過去にはRaid(大規模ダンジョン)ラスボスとしてC'Thun<クチュン>が、最近の拡張では人を狂気へと導くN'zoth<ヌゾス>が登場しています。
Sabellian
サベリアン(Black dragon/Mage/男)
またの名をBaron Sablemane、Wrathion同様に数少ないBlack dragon種の生き残りで、普段はHumanの姿。かつてはDeathwingの副官を務め、経歴的には完全に要注意人物。拡張TBCのBlade's Edge Mountainsでクエストギバーとして初登場しており(全然記憶にない)、最新の「Dragonflight」ではWrathionとBlack dragon種の主導権を巡って対立するっぽいですが、どちらに味方してもろくな事にならなそう。
Sargeras
サーゲラス(元Titan・Demonに転向)
Burning Legionの親玉。元Titanの偉大な戦士で、その力は惑星を砕きかねないほどで、まともに戦ってどうにかできる相手ではなさそう。ただ、彼の力をもってしてもAzerothははるか遠くの世界みたいで、ポータルで移動しようにも、強大な存在すぎて彼がくぐり抜ける事ができるだけのポータルを開くのが困難なのが救い(Azeroth側に力と知識がある協力者がいて、途方もなく膨大なエネルギーを費やせばなんとかというレベル)。2人の副官でさえポータルをくぐるのは容易ではなく、逆に雑魚Demonのほうが侵入するのは容易なようです。
Saurfang
ヴァロック(Varok)・ソーファング(Orc/Warrior/男)
一次大戦の頃から戦場に立ち続けるOrcの古強者。誇り高く名誉を重んじ、その名は敵味方問わず広く知られています。Garroshが没落した後はOrc種族のリーダーとなりましたが、その高潔な性格ゆえWarchiefのSylvanasとは対立する事が多いです。彼の息子も名の通った勇者でしたが、Lich King:Arthasに殺されてその僕(しもべ)へと変えられ、最後には冒険者によって倒されるという悲しい過去を持ちます。
なおGarroshとはNorthrend攻略の頃に戦場を共にし、戦士はいかなる時でも名誉を見失ってはならぬなどと大先輩として説教していましたが、結局は無駄な努力だったみたい。
Scourge
Arthas Menethil を参照
Sylvanas Windrunner
シルバナス・ウインドランナー(元High Elf・今はForsaken/Hunter/女)
Horde側のプレイ可能な種族の一つ・Forsaken<フォーセイクン:見捨てられし者・いわゆるゾンビ>のリーダーでまたの名をバンシークイーン。Garroshに負けず劣らずのトラブルメーカー。かつてHigh Elfの都を守るため必死にArthas:Death Knightの軍勢と戦いましたが、ついに捕らわれたあげく不死の怪物にされてしまったお気の毒な人。
Lich Kingが弱体化した際に自我を取り戻し、過去の記憶も保っていますが、その言動を見ると魂も魔物化しているんじゃないかと思える部分があり、裏ではおぞましい人体実験を行うなどやりたい放題で、Garroshですら嫌悪を隠せない様子でした。戦に長けたリーダーでもあり、6番目の拡張でLegionの大規模侵攻が始まった際Warchiefに選ばれますが、Allianceとの関係を悪化させる要因に。
なお、Sylvanasは元High Elfですが、Forsakenの多くはScourge侵攻で命を落としたHumanの王国Lordaeronの民です。
Taelia Fordragon
タエリア・フォードラゴン(Human/Warrior?/女)
Bolvar Fordragon を参照
Talanji
タランジ(Zandalari troll/Priest/女)
海の彼方のZandalari帝国<ザンダラリ:地名としての表記はZandalar(ザンダラー)>の王女で、Loaと交信し強力な術を使います。花も恥じらう18歳。Hordeとの協力関係を模索して密かに故郷を離れた際、Allianceに捕縛されStormwindの牢に幽閉されていたところをHordeの救出チームに救い出され、それを契機にHordeとZandalari帝国は同盟を締結。Zandalari trollはHorde側でプレイ可能なAllied Raceのひとつに。父である皇帝Rastakhan<ラスタカーン>と比べて開明的な思想の持ち主。
Thalyssra
Nightborne を参照
Thrall
スロール(Orc/Shaman/男)
友のGromと共に同胞を呪いから解放したOrcの英雄で、Hordeのリーダー(Warchief)となります。父のDurotan<デュロタン>はGul'danの行動に疑念を抱き反対した人望厚いOrcの勇者で、両親共に暗殺されてしまいます。その後Humanに拾われ奴隷になりますが、二次大戦に敗れ捕虜となったOrc達を支配する傀儡になる事を期待され、英才教育を受けます。やがて彼の身の上に同情するHuman女性の手引きで脱走し、同胞を解放してついにはHordeのリーダーに。
思慮深く穏健派・協調派で、その後は社長を退いて会長って感じの立場。彼も強い事は強いのですが、最強クラスと比べると一歩譲る印象。精霊力を駆使して戦うシャーマンなので、肉弾戦が本職に及ばない分タイマン勝負などではある程度仕方ないのですが。Gromの忘れ形見・Garroshを後任のWarchiefにしたのは人事に情実を交えてはダメという好見本。
ちなみに"Thrall"は本来奴隷の意で、Humanによって付けられた名。元々の名前はGo'el<ゴエル>で、こちらで呼ぶ人もごく少数います。
Tirion Fordring
ティリオン・フォードリング(Human/Paladin/男)
経験豊かで実力者のPaladinで、立場を越えてScourgeなどの邪悪な勢力と戦う騎士団組織・Argent Crusade<アージェント・クルセイド:銀の十字軍>の団長。邪悪な怪物を灰と化す強力な力を秘めた聖剣Ashbringer<アッシュブリンガー:灰をもたらすもの>所有者となります。
名前変えたりくっついたり騎士団組織は色々あってややこしいのですが、狂気に染まったScarlet Crusade<スカーレット・クルセイド:真紅の十字軍>を除いて大体お仲間と思っておけばほぼ間違いないです。北の大陸NorthrendにおけるLich Kingとの戦いなどで活躍。
Titan
タイタン<巨人族>
神そのものではないにせよ神のごとき偉大な造物主。宇宙を旅して秩序ある生命に満ちた世界を産みだす存在。はるか太古の昔にAzeroth世界を訪れ、地上を支配していたOld Godsを倒して封印し、世界に秩序をもたらして生命あふれる惑星にしたのも彼らで、すでにAzerothを去りましたが、彼らに関係のある遺跡など、Titanの遺産が今でも各地に点在します。
Turalyon
テュラリオン(Human/Paladin/男)
かつての大戦の英雄Anduin Lothar(Anduin王の名は彼にちなむもの)の副将であった人物。二次大戦の末期にAnduinが命を落とした後、その後を継いで勝利を決定づけます。後に妻となるAlleriaらと共にDraenorに渡って、その崩壊からAzerothを救い、最近になって拡張「Legion」で再登場。Stormwind入って正面の巨大な像は、誰あろうこの人です。
なお、拡張「Shadowlands」でAnduin王が拉致されて以降は、彼がAlliance軍司令官の肩書きで王代行のような役割を務めています。でも、王ではないのにStormwindの玉座に座るのはいかがなものか。
Tyrande Whisperwind
ティランダ・ウィスパーウインド(Night Elf/Priest/女)
Malfurionの恋人(恋人歴は軽く1万年以上?)で彼女もNight Elfのリーダー的存在。普段は落ち着いた雰囲気の女性でしたが、SylvanasのTeldrassil侵攻には完全にぶち切れ、彼女が信奉する月の女神Eluneの怒りを体現したNight Warriorに変身します。今では対Hordeの最強硬派。
Uther the Lightbringer
ウーサー・ザ・ライトブリンガー(Human/Paladin/男)
高名なPaladinで TuralyonやTirionと共に最も初期のSilver Hand騎士団のメンバーであった人物。Lordaeronの王子であるArthasを弟子として鍛えますが、Scourge侵攻の際に、じきにアンデッド化する住民達の皆殺しにJainaと共に反対し、Arthasと袂を分かちます。その後狂気に支配されDeath Knightと化したArthasとの一騎打ちに敗れ死亡。その終焉の地となったWestern Plaguelandsには、その高潔な人柄と悲劇的な最期を惜しみ、彼の霊廟が立てられています。
WoW開始時点で故人ですが、死者の世界が舞台となる最新拡張「Shadowlands」で、キーマンの一人として再登場します。
Valeera Sanguinar
ヴァリーラ・サングイーナ(Blood Elf/Rogue/女)
StormwindのVarian王が記憶喪失で失踪、Orcに捕まり剣奴をやらされていた時に、彼と共に3人チームで戦った凄腕の女Rogue(もう一人はNight ElfでDruidのBroll Bearmantle)。3人は数多くの戦いを勝ち抜き、名声を得ました。
その後VarianがStormwindに帰還後も関係は変わらず、主従としてでもAllianceの一員としてでもなく、個人的な仲間/友人として彼の元で働いていました。そして彼が死して以降は、その子Anduin王とそのままの関係を継続。
一方で、Blood Elfの一員としてHordeのメンバーとも良好な関係を築いており、中立的な立場でAllianceとHorde間の橋渡し的な役割を任される事もしばしば。
Varian Wrynn
ヴァリアン・リン(Human/Warrior/男)
3度の大戦後に王位に就いたStormwind王で、Allianceの盟主であり、最強クラスの剣士の一人。Orcに囚われて剣奴をやらされていた過去があり、Orc/Hordeを信用していませんでしたが、後に温厚な息子(Anduin)の影響もあって随分まるくなった印象。彼の愛剣Shalamayne(シャラメイン)は、2つに分離して二刀流でも使えるオタク心をくすぐる武器です。
Velen
ヴェレン(Draenei/Priest/男)
Alliance側でプレイ可能な種族Draeneiの指導者・予言者。元々は惑星Argusに住むEredarと呼ばれた種族の指導者の一人で、最低2万5千年は生きてる人。Legionの王Sargerasが正体を隠してEredarに接近し、彼らを懐柔しますが、Velenは来たるべき恐ろしい未来を予知し、支持者と共に逃亡、長い流浪の末、Draenorを経て最終的にAzerothにたどり着きます。Sargerasの有力な2人の副官となったArchimondeとKil'jaedenはかつては共にEredarの指導者であり友であった間柄。
Void Elf
Alleria Windrunner を参照
Vol'jin
ヴォルジン(Troll/Shaman/男)
Horde側のプレイ可能な種族Troll<トロール>の長。どっちかというと活躍の場が少ない人なのですが、Warchief経験者なので書かない訳にもいかず。見かけによらず温厚・老練な常識人・苦労人という感じの人でThrallからの信頼も厚く、彼が生きていたならひょっとして最新の拡張における戦争は避けられたかも...。
ちなみにTroll種族はElfよりもさらに歴史が古く、かつてEastern Kingdomsで大帝国を築いた繁栄の時代もあったのですが、海を渡ってきた新参者のHigh Elf達と争いになり、同じ先住種族のHumanが、Trollが勝つと次は自分らが危ういと判断してElfに味方したために敗れ、生き残りも散り散りに。今では小部族があちこちに点在するような状況で、侵入者を見境無しに攻撃する蛮族になりさがった集団も少なくありません。
Worgen
Genn Greymane を参照
Wrathion
ラシオン(Black Dragon/男)
3番目の拡張で世界を滅ぼしかけたDeathwingの息子。つまり正体はドラゴンですが、いつもはHumanの姿で登場(初期は中東風だったが最近ラテンが混じってきた感じ)。彼は狂気の汚染からは免れていますが、目的のためには手段を選ばないタイプ。王子時代のAnduinとPandariaで出会い友情を結びますが、GarroshをDraenorに逃がし結果としてLegionの侵攻を呼び起こした黒幕であり、N'zoth(Old Godsの一柱)退治のヒントを教えるよ〜んと、王になったAnduinの前に笑顔で最近再登場しましたが、思い切りぶん殴られています(YouTube動画)。
本来捕まってしかるべきですが、N'zoth討伐への貢献が効いたか大手を振ってBlack Dragon種の再興と、父の後釜としてDragon Aspectの地位を目指しているようで、食えない人物。
Zek'han
ゼカーン(Troll/Shaman/男)
Saurfangを尊敬する若きTroll兵士で、拡張「Battle for Azeroth」初期のムービー"Old Soldier"で初出(YouTube動画)。Sylvanasのためにすっかり変わってしまったHordeに絶望し、Undercity(Lordaeron)の戦いで城攻めが始まろうとする明け方、Alliance陣営に単騎突入して討ち死にしようとするSaurfang。そんな彼の様子を心配してどこまでも後をつけてくるZek'han。こんな若者もまだいるのだ、もう少し生きてみるかとSaurfangは思い直し、共に城へ戻ります。その後、Hordeのあるべき姿を取り戻すための孤独な戦いを始めたSaurfangを、Zek'hanはさまざまに支援します。

5分で読めるWorld of Warcraft(WoW)の歴史
今から始める人のための「World of Warcraft」の歴史へ:(直近のストーリーに重点を置いた内容)
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