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「北の国から」第10話

フィンランドの話を書いている時に、あの名作ドラマ「北の国から」のこんなエピソードを思い出してしまいましたので、脱線させてもらいます。第10話です。

雪子おばさん(竹下景子)純(吉岡秀隆)が、車で買い物に出かけた帰り、吹雪で視界の狭くなった中、雪だまりに車を突っ込ませてしまい、身動きが取れなくなってしまいます。車はバッテリーが切れて暖房が止まり、2人は凍死一歩手前の所まで追い込まれます。

2人が遭難したと知った五郎(田中邦衛)はなんとか2人を探しだそうとしますが、すでに辺りは暗くなり、しかも激しい降雪でなすすべがありません。五郎は馬が雪の下に埋もれた人間を救助したという話を思い出し、偏屈者で知られる「笠松のじいさん」こと杵次(大友柳太郎)に協力を求めます。
吹雪の中を五郎と杵次を乗せて走る馬ぞり。途中、馬がぴたりと止まりました。五郎たちが必死でそこの雪を掘り返すと、雪子おばさんと純を乗せた車が。2人は奇跡的に一命を取り止めます。

ちなみにこの「笠松のじいさん」こと杵次は純の親友であり、後に蛍(中嶋朋子)と結婚する正吉(中沢佳仁)の祖父にあたる人です。
後日談として、「笠松のじいさん」は金を工面するために、この馬を手放さなければならなくなり、五郎の所にも馬を買い取ってくれるよう相談に来ますが、五郎も金の余裕がなく、断ってしまいます。
そしてやむなく、長い間苦楽を共にしてきたこの馬を、食肉業者に引き渡しますが、その日泥酔して自転車に乗り、橋から転落して命を落としてしまいます。
演じていた大友柳太郎さんは1985年にお亡くなりになっていますが、味のあるいい役者さんでした。

こうやって思い出して見ると、「北の国から」というドラマは、心を打つエピソードがたくさん詰まった、本当にすばらしい作品でした。

「北の国から」の各話のあらすじが掲載されています
http://www.ipc-tokai.or.jp/~hiroaki/kitanokunikara.htm

北の国から

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