ペルセウス座流星群
お盆休みの時期ですし、ちょっとデジタルネタは一休みして別の話題を。新聞などでご覧になっていると思いますが、ちょうど今は毎年恒例の「ペルセウス座流星群」が見られる時期です。
この2007年は、明日13日の昼が極大(もっとも活動が活発な時期)で、今日の夜(できれば明け方近く)がもっとも観察にお勧めだとか。できるだけ空が暗い所で、北東の方角の空をできるだけ視野を拡げてぼんやりと見ていれば、結構な数の流星にお目にかかれるのではないかと思います。
国立天文台「夏の夜・流れ星を数えよう」キャンペーン
http://www.nao.ac.jp/phenomena/20070811/index.html
ところで、そもそも「ペルセウス」というのは何かご存じでしょうか? 人の名前で、ギリシア神話に出てくる英雄の一人なのですが、ヘラクレスやアキレスといった英雄と比べると知名度は今ひとつで、生き物を石に変えてしまう怪物メデューサを退治した事で知られています。
ちなみに彼の父親は、オリュンポスの最高神ゼウス、後に彼の妻となるのは、エチオピアの王女アンドロメダ、愛馬は天馬ペガサスと、ペルセウス自身よりも彼の周囲の人(動物)のほうが知名度が高いというちょっと気の毒な方。
せっかくのバカンスシーズンですし、星空を酒の肴に、このようなギリシアの神々や英雄達の物語をのんびりと読み明かすというのも、また一興でしょう。
講談社学術文庫「ギリシャ神話集」
1,208円(税込)