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TIME HOLLOW 奪われた過去を求めて

テレビを観ていると、コナミの「TIME HOLLOW -奪われた過去を求めて-」というニンテンドーDS用ゲームソフトのコマーシャルをやっていまして、ホロウペン(hollow:空洞)という不思議な力を持ったペンを手に入れた少年が、そのペンを使って時空に穴を開け、何者かに改変された過去を修正していくというアドベンチャー系のゲームなのですが、DSのタッチペンをそのホロウペンに見立て、自分がゲームの主人公になったような気分にさせる演出がなかなかうまいと思いました。

私自身は以前はPDAのPalmユーザであり、今はWindows Mobile搭載のW-ZERO3[es]ユーザなのですが、現状スマートフォン/PDAにおいては、ゲーム以外のジャンルでさえ、ニンテンドーDSよりソフトウェアの充実度がはるかに劣るのを非常に残念に思います。PalmがOSのバージョンアップにもたつきマーケットを支配しそこねた事や、その隙に勢力を伸ばしたマイクロソフトのWindows Mobileが、使い勝手/わかりやすさの面で物足りない部分があった事、携帯電話が多機能化し、PDAの存在意義があいまいになったなど、いくつかの要因がありますが、PDAが実現するはずだった未来の一部をゲーム機のDSが実現してしまったのは、モバイル端末を愛する人間にとっては悲しい現実です。

一方で、アップルのiPhoneがソフトウェア環境を充実させつつ着実に勢力を伸ばしていますし、モバイル専用OSではなく、フル機能のWindows XP/Vistaを積んだ超小型端末が価格面/性能面でかなり現実的なレベルに近づいてきています。また、今秋に登場すると言われているグーグルのアンドロイド(Android)搭載端末も、クローズドな環境ゆえにこの先の方向性が見えない携帯電話に新風を巻き起こす可能性を秘めていますし、将来モバイル端末の新たな流れを産み出すかもしれない新しい端末が登場しつつあります。

何が主流になるかを予測するのは非常に困難ですが、数年以内にはかつてのPDAブームのような一過性ではない、本当のモバイル端末ブームが訪れるのではないか、そんな予感がしています。

タイムホロウ 奪われた過去を求めて

TIME HOLLOW -奪われた過去を求めて-
http://www.konami.jp/time_hollow/index.html

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