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アメリカで好調な電子書籍端末

ソニーの電子書籍端末・「Sony Reader」がアメリカで好調のようです。

元々アメリカで電子書籍端末が脚光を浴びるきっかけとなったのは、一昨年の末Amazonが発売した「Kindle(キンドル)」でしたが、ソニーが今年8月に新型を投入した「Sony Reader」も順調にシェアを伸ばしており、現在「Kindle」のシェア約60%に対し、「Sony Reader」は約35%で、この先40%のシェアを目指すとの事。

かたやこれまで電子書籍端末がまともに成功した事のない日本市場では、今年10月にAmazonの「Kindle」が英語版のまま、発売が開始された以外は静かなものですが、アメリカでの成功の余勢を駆って、本格展開を目指す企業が出てくる可能性はありそうです。ただし、日本では多機能・高性能なケータイが広く普及しており、機能特化した電子書籍端末が受け入れられるかどうかは未知数ですし、また、流通の問題で、日本語で読めるコンテンツを、タイムリーかつ量・質共に十分に提供できるかどうかが不安な所。この2つの課題をクリアして、電子書籍端末という製品分野を日本で定着させる事に成功する企業が現れるかどうか、来年になれば行方が見えてくるかもしれません。

Sony ReaderAmazon Kindle

電子書籍端末がソニーの“救世主”に 日本再参入も視野
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0912/04/news035.html
ソニーの「LIBRIe」はなぜ“日本のKindle”になれなかったのか
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0911/01/news004.html

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