「ダーツ」なんてどうでしょう?
新型コロナのせいで、うかつに遊びに出かける訳にもいかない今日この頃ですが、家での暇つぶしに「ダーツ」なんていかがでしょう?
コロナ関係なしに急に買いたくなって買ったのが2月中旬の事。私のように不器用な人間でも毎日投げていると、少しずつですが上達が感じられるのが楽しく、まだちっとも飽きませんし、ちょっとした気分転換にもなります。コンピュータゲームも楽しいですが、こういう体を使うシンプルなゲームには、モニターとにらめっこしていては得られないまた別の面白さがありますよ。
・必要なもの
最低限必要なのはダーツボードとダーツの矢。先端が金属製で尖ったハードダーツと、プラスチック系素材のソフトダーツの2種類がありますが、絶対的を外さないという自信がない限り、ソフトダーツを選んだほうが無難でしょう。
・設置について
ボードの設置は壁に穴を開けてかけられるならそうしてもいいですし、あるいは自立式の専用スタンドもあります。うちの場合は突っ張り棒に吊してます。なお、公式ルールでは的の中心を地上から173cmになるように設置するので、天井の高さは2m以上必要。的までの距離は244cm必要です。設置が完了したら、家族で対決するもよし、一人住まいならば思う存分投げ倒すもよし。
・注意する事
・ソフトダーツは針みたいには先が尖ってはいないとはいえ、人に向かって投げちゃダメというルールを守れない年頃のお子様がいる家庭での購入はお勧めしかねます。
・ダーツが刺さった時にはそれなりの音がします。特別大きな音ではありませんが、集合住宅などでは夜遅い時間のプレイは控えたほうが無難です。
・念のため窓ガラスなど壊れ物の近くへの設置はやめましょう。また、大地震の際にボードが落ちて人に当たるような事がないよう対策を。
・お勧めの品
私が実際に買ったのは冒頭の写真の組み合わせ。もっと安いのもありますが、どうせなら最低限のクオリティのあるものをという基準で選択しました。
ダーツボード:D.craft Professional Board SATURN Green/Red
(Amazon実売税込4,400円前後・色違いのBlue/Redのほうがなぜか安価)
静音設計という触れ込みですが、それなりの音はします。付属の取り付け具はダーツ専用のスタンドにねじで固定するためのもので、スタンドを買わないなら取り付けにひと工夫必要。うちの場合は部屋の角にホームセンターで売ってる突っ張り棒を立ててそこに針金でぶらさげ、ボードの左右が壁に当たるように設置して揺れないようにしています。
(追記:ねじを使っていいなら部屋の壁にもかけられるかもしれません)
ダーツ矢:ハローズ ASSASSIN 18gR
(Amazon実売税込3,200円前後)
中級以上の製品は矢の真ん中の部分(バレル)の素材にタングステンを使っているものが多いですが、タングステン使用モデルの中で安くて人気の品。
・ルールに関してほんの少し
最後にルール的な話をほんの少し。ダーツの的で最高得点はどの部分でしょうか?もちろん真ん中は50点と高いのですが、最高得点となるのはボードの12時位置にある20点の"トリプル"の領域で20×3=60点です。ダーツの的で円周状の細い帯になった領域が2つありますよね?この外側の帯が得点2倍のダブル、内側が3倍となるトリプルです。上級者はこの狭い領域に高い確率で決めてきます。
ダーツゲームのメジャーな遊び方のひとつに"501"というのがあり、最初に501点の持ち点が与えられ、ダーツを投げて得た得点をこれから引いていき、先にちょうど0点にしたほうが勝ちです。そして、最後の一投でダブルの領域に入れて0点にしなければならないというオプションルールがあり、この場合残り18点の状態であれば、次の一投でフィニッシュするには9点のダブルの狭い領域に入れなければならない訳です。
こんなルールが用意されているので、精度はもちろんの事、終盤では失投した場合も想定してどこをどう狙ってフィニッシュまで持って行くのが最善か考える戦略性も要求されます。このように意外と奥が深いダーツゲーム、あなたもどうぞはまってみてください。