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iPhone発売直前(その1)

アップルのiPodケータイこと、「iPhone」のアメリカでの発売日29日がいよいよ近付いてきました。製品の内容をおさらいする上で、来月発売のウィルコムのスマートフォン新機種・「Advanced W-ZERO3[es]」との簡単な製品スペックの比較を作ってみました。

 iPhone新W-ZERO3[es]
サイズ61×115×11.6mm50×135×17.9mm
重量135g157g
画面サイズ3.5インチ3インチ
解像度480×320ドット800×480ドット
無線LAN
Bluetooth×
赤外線通信×

ご存じの通り、iPhoneにはハードウェアキーボードがなく、その分横幅を除いて新[es]より小型・軽量になっています。画面は3.5インチとかなり大型ですが、その代わり解像度は480×320ドットと、最新のスマートフォンやハイエンドのケータイと比べるとやや見劣りがし、Webブラウジング等広い画面が好ましい用途では不利に働くでしょう。

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iPhoneの一番の強みは、この上もなく洗練されたデザインのインターフェースにありますが、一方で、入力手段はキーボードがなく、スタイラスもなく、指での画面タッチしかありません。実際に使用した感想がいくつか出ていますが、ソフトウェアキーボードでの文字入力はやはり快適とはいえず、純粋な電話機やメディアプレイヤーとして使う分には問題なくとも、メールを打ったり文字入力が主体となる用途ではやはり使い勝手はあまりよくないでしょう。
また、将来日本語版が発売されたとして、大体において製品のローカライズにはあまり熱心ではないアップルの事ですから、日本語入力がどこまで快適にできるかについてもやや不安を感じます。

また、最近のケータイの多機能ぶりと比較した場合、iPhoneでないとできない事はあまり(ほとんど?)ありませんが、逆にケータイではできるのにiPhoneではできない事というのは色々あります。それに加えて4GBモデルで499ドル、8GBで599ドルという、ケータイと比べた場合かなり高めの価格設定。

この辺りを考えた場合、これだけ話題になっているのですから、発売当初は相当の売れ行きを示す事とは思いますが、既存のケータイやスマートフォンの存在を脅かす存在になるかと言われると、正直そこまで大化けするとは思えません。各々の長所・短所を反映して、それぞれの製品間でうまく棲み分けがなされるのではないかという気がします。

ただ、それは今回発売される「初代iPhone」を見た場合の予想であって、今から2年後・3年後に出てくるであろう製品を考えた場合、いったいどのような状況になっているでしょう?
(その2に続く)

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