HPのメディアプレイヤー風PDA
HP(ヒューレット・パッカード)社からPDAの新機種が発表になりました。製品名はrx4000で、Windows Mobile 5.0を搭載したれっきとしたPDAですが、特長として、従来のPDAよりはるかに大容量の1GBメモリを搭載し、デザイン・操作性もメディアプレイヤーに近い仕上がりになっています。
実はこの製品は、だいぶ以前にもEngadget Japaneseで紹介されていたのですが、「これは日本では売れないだろう」と思い、その時は取り上げませんでした。
日本ではご承知の通り、ケータイが大きな勢力を持ち、PalmやザウルスといったPDAをほぼ完全に駆逐してしまいました。そこにマルチメディアを強化したといっても、「なんでもできるPDA」というコンセプトで製品を投入しても、うまくいかないと思うのです。
W-ZERO3が支持されたのは、純粋なケータイとしても使えるスマートフォンだからであって、もしケータイ機能を搭載せずにPDA的な端末を成功させようと思ったら、「なんでもできる」でなく、例えばデジタルミュージックプレイヤーとして、iPodなどの専用機と同等の機能・性能を持ち、かつPDA機能も合わせ持つといった、「一芸に秀でた」製品を作るべきではないかという気がします。
なお、この製品の日本発売は現時点では未定です。
内蔵メモリ1Gバイトの最強・最小iPAQ登場
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0609/11/news015.html