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次世代ゲーム機の動向

年内に発売予定の「次世代ゲーム機」の話題がだいぶ増えてきました。
Sonyのプレイステーション3は11月11日発売予定(ただし、ヨーロッパの発売は順延)、任天堂のWiiは発売時期の公式発表はまだですが、年内10月~12月だろうと言われています。話題に上がる事が多いのは圧倒的にプレイステーション3のほうで、みなさんすでにご存じでしょうが、Cellと呼ばれる強力な新開発CPUを搭載し、また、価格設定はゲーム機の常識を覆す税込62,790円(下位のHDD20GBタイプ)という非常に高価なものです。

もちろんソニーとしては、ただのゲーム機としてではなく、「リビングにおけるデジタル製品の中核」として、強力にプッシュしていこうという狙いである事はこれまで伝えられている情報からしても明らかです。ただ、消費者がそのコンセプトを受け入れてくれるかどうか。
もし、ただのゲーム機として他社製品と比べられた場合は、ハードウエアは強力でも、やはり価格が高すぎます(任天堂のWiiは、25,000円を切ると言われています)し、ニンテンドーDSの大ヒットを見てもわかるように、ゲーム機の成功は、ハードウエアの性能だけで決まるものではありません。
また、プレイステーション2の時は、安価なDVDプレイヤーとしても使える事がプラスに働きましたが、今回もBlu-rayディスクプレイヤーとして使えても、Blu-rayやHD DVDなどの次世代ディスク自体が、まだまだ立ち上がる気配を見せていません。

つらつらと考えて見ると、はたしてプレイステーション3って成功するんだろうか、という気になってきますが、ある意味この製品は、「パソコンに取って代わるべき独自規格製品」であり、ほとんどアメリカの規格で独占されたコンピュータ分野で、日本のメーカーが果敢に仕掛けた「リビングからの挑戦」です。まずは成否の予想は別にして、その壮大な計画には拍手を送るべきなのでしょう。

ソニーPLAYSTATION3リリース
http://www.jp.playstation.com/info/release/nr_20060509_ps3.html
任天堂Wii製品概要
http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2006/index.html

プレイステーション3が価格改訂になりました(9/22付記)。

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