まずMacBookの外見で特徴的なのが、PDAなどで使っていそうな感じの薄型のキーボードです。学校に導入する時に、生徒がイタズラでキーを外さないように、こういうキーを採用したと聞いた事がありますが、見た目は感触が悪そうですが、実際使ってみるとそんなに悪くありません。

ディスプレイは光沢のあるいわゆるツルテカ液晶で、映り込みはそれ程気にならなかったのですが、視野角は狭いです。もう一つ画面まわりで気になったのが、ディスプレイを180度いっぱいにオープンできない事。正確に測ってはいませんが、140度くらいまでしか開けません。普通に机に座って作業するには気にならないでしょうが、自由に持ち運べるノートの場合、色々な場所で色々な角度から画面を覗き込む事がありますので、もう一工夫してほしかったところ。

キーボードの手前にはトラックパッドが付いており、当然のごとく1ボタン式です。Windowsユーザからすれば、いい加減2ボタンにしたら？と思うのですが、ジョブズ氏健在の間はありえない事なのでしょう。それともう一つ欠点は、写真の通りトラックパッドの位置がホームポジションよりかなり右にずれた所にあり、意識しないと、右手の親指の付け根がトラックパッドに触れてしまう事です。
以前のモデルからこの点については、ユーザから改善要望が出ていたのですが、このモデルでも改善には至っていません。ハードの構造上の問題なのか、トラックパッドは真ん中にないと、Appleの美意識にそぐわないのか、その辺りはよくわかりません。

前モデルで問題とされた発熱は今のところほとんど気にならないレベルです。ただし夏場も大丈夫かというのは実際使ってみないとなんとも言えません。動作音も非常に静かです。Webを見ている程度であれば、ファンも回りませんし、これまでファンが回ったのは、Officeをインストールした時くらいです。さすがにファンが回ると静かな所では少し気になります。
唯一騒音関連の欠点は、起動する時とDVD/CDをセットする時に、DVDドライブがかなりにぎやかな音を立てる事です。これまで使った光学ドライブで一番うるさいかもしれません。

と、気になった所中心にまとめましたが、白の落ち着きのある筐体とMac OSの洒落たデザインが相まって、今のところ満足度は非常に高いです。次回はMacへのWindowsのインストール関連について書きたいと思います。