ソニーデジタル一眼「α700」触った感想
2日前に発表になったソニーのデジタル一眼「α700」ですが、ダメ元で大阪梅田のSony Styleへ行ってみると、置いてありました。デモ用が1台とディスプレイ用(こっちは触れない)が1台。短時間ざっと触っただけなので、アナログな感想のみ並べてみます。えこひいき気味ではありますが、私個人がαユーザなもので、ご容赦いただきたく。
見た感じ
数値上はα100より一回り大きいはずなので、それなりの大きさを想像していましたが、不思議にコンパクトに見えます。後で梅田ヨドバシでキヤノンのEOS 40Dも触ってきましたが、大きさはたいして変わらないはずなのに、α700のほうが小さく感じました。α700が直線中心のデザインなのに対し、40Dは曲線を多用し、数値上での寸法は変わらなくとも体積ではα700のほうが小さいのかとも思いましたが、正確に測定した訳でもなく見た目の感じなので、本当の所はなんとも言えません。
Webで掲載されている写真を見ると、画像によっては安っぽく見えるものもありますが、現物はかなり高級感があり、α100ユーザの方には申し訳ないですが、「クラスの違い」を明らかに感じさせるものがあります。
触った感じ
690gと中級機としては軽量なだけあって、重いという感じはありません。グリップ感も良好。何よりもαユーザであればすんなりとなじむであろうボタン配置は、「α」の血統を如実に感じさせます。α100のシャッターボタンは、固い感じがあまり好きではなかったのですが、こちらは柔らかくすっと押し込める感じ。そして、軽やかで軽快なシャッター音は、これまた明らかにα100とは格が違います。
ファインダー・AFなど
ライバル機との差は実際に比べてみないとわかりませんが、横に置いてあったα100を使ってからα700のファインダーを覗くと、2まわりくらい像が大きく見えるように感じます。ピントの確認のしやすさは段違いでしょう。懸案のAFについても、新開発のモーターを採用したというだけあって、かなり速くなっているように感じましたし、静粛性も上がっているようです。
結論
Sony Styleでの販売価格(税込)は以下の通りとなっていました。
ボディのみ | 178,000円 |
16-105mmズーム付キット | 228,000円 |
ツァイス16-80mmズーム付キット | 268,000円 |
店頭予想価格がボディのみ18万円との発表を聞いて、ライバル機のキヤノンEOS 40Dと比べて3万円高く、非常に残念に思いましたが、17.8万円でこの内容であれば、買ってもいいかな、という気にもなってきました(ヨドバシ等での発売開始時の価格はポイント還元を換算すると16万程でしょう)。
ただ、αユーザ以外を引きつけるにはこの価格差はやはり不利となりますし、α100を安く買った方がレベルアップする際も価格がネックになりかねませんので、是非ともキャッシュバックキャンペーン等の施策をご検討いただきたく。また、もう少し安価なズームレンズとのセット商品も用意するべきでしょう。
と、文句は並べましたが、αシリーズに魅力を感じ、かつ価格がネックにならないのであれば(現時点ではこの一言を入れないといけないのがつらいですが)、十分購入検討に値する製品です。
製品情報ページ
http://www.sony.jp/products/Consumer/dslr/products/body/DSLR-A700/index.html
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コメント (1)
40D速攻で下取りに出しました。ピントのひどさをシアンの浮いたボケたモニタで隠すという腹黒さです。23日発売のピントとモニタに手抜きのないカメラを予約しました。
投稿者: ナイルの丘 | 2007年11月16日 20:50
日時: 2007年11月16日 20:50