本格派RPG「Dragon Age:Origins」登場
海外では昨年末に発売され、秀作ゲームの誉れの高く、自分も久々に熱中した本格派RPGが、ついに日本語化されて登場します。開発元はBioWare、日本語版がスパイクからPS3/Xbox360向けに発売される「Dragon Age: Origins」。
舞台は大陸Thedasにある王国の一つFerelden。この世界はDarkspawnと呼ばれる異世界の魔物達の侵略(The Blight)に度々脅かされていましたが、最後のThe Blightから長い年月が経ち、その恐怖を人々が忘れかけた頃の物語。再び脅威が迫ろうとする中、主人公は、かつて世界が破滅の淵に追い込まれた時に地上の諸種族を糾合し、世界を救ったGrey Wardenの一員として、戦いに参加する事を余儀なくされます...
基本システムはきわめてオーソドックス。人間・エルフ・ドワーフの3つの種族と、Warrior・Mage(治療職兼任)・Rogueの3つのクラスから主人公キャラクターを作成し、旅の中で出会う仲間達と最大4人までのパーティーを組んで、冒険を進めていきます。ゲームの進行は基本リアルタイムで、ゲームの雰囲気はオンラインRPGの4人パーティーを1人で操作している感じと表現するのが最も近いでしょうか。ただ、4人を1人ですべてリアルタイム操作するのは大変なので、戦闘中にポーズをかけて個々のパーティーメンバーに次の行動を指示する事が可能です。また、指示をしなくてもAIに基づいて行動してくれるので、難易度は高いですがプレイヤーは1人だけを操作し、後はAIまかせで戦う事もできます。
このゲームの魅力は(1)重厚なストーリー・(2)行動の選択肢の豊富さ・(3)シビアな戦闘の3つにあります。ゲーム世界の設定はきわめて入念に作り込まれており、また、登場するキャラクターもきちんと性格設定され、それぞれの人生を背負っています。そしてゲームの中で、プレイヤーは何度も自分がどう行動するか決断を迫られますが、己が正義だと思う選択をするのも、自分の欲望を優先させるのも自由(ただし選択によっては、仲間に愛想をつかされる恐れがあります)。
そして戦闘のシビアさは、ぬるいRPGしかやった事のない人であれば、「ここってクリアできないんじゃないか?」と首をひねる場面が何度も訪れるでしょう。ですが、よほど進め方を間違わない限りは、4人のメンバーの能力を最大限引き出してやれば、ちゃんと突破できるものです。そうして力を合わせて困難を切り抜けた時、自分が本当にその世界の中で、仲間達と冒険を繰り広げているような感覚に見舞われる事でしょう。発売開始は来年1月27日、パーティーメンバーとのロマンスも付いて、税込8,190円。
DRAGON AGE: ORIGINS(スパイクの公式サイト)
http://www.spike.co.jp/dao/index.html
『DRAGON AGE: ORIGINS(ドラゴンエイジ:オリジンズ)』世界的大ヒットRPGついに日本解禁!
http://www.famitsu.com/news/201011/11035654.html
Dragon Age: Origins(英語版の国内レビュー記事)
http://www.4gamer.net/games/016/G001607/20091127072/
Dragon Age Origins WIKI(英語版の日本語Wiki)
http://daowiki.mono-ex.com/