「Windows 11」は"9"を名乗るべきだった その3
前回に続くその3「ウインドウ角の丸め」
箸休めに多少シンプルなネタ。Windows 11では、各ウインドウの四隅が丸まった形状に変化しています。
下の写真は拙作「comono ImageViewer」最新版で画像を表示し、そのウインドウの上にオプション設定のウインドウを表示させたもので、原寸表示すればオプション設定ウインドウの四隅の角が丸まっている様子をご確認いただけます。この処理は原則として新旧アプリを問わず適用されるもので、11を意識して開発していない古いアプリであっても、角は丸まります。
ただし例外があって、OSお任せでなく独自で描画しているウインドウ及び、11向けに角が丸まらないように処理を追加してあるものは、従来通りの四角い角で表示されます。写真で画像表示ウインドウの角が丸まっていないのは、全体に画像を表示するウインドウだから角が丸いとまずいだろうと、丸まらない処理をあらかじめ追加しておいた結果です。
こういう仕様のため、既存アプリでは勝手に角が丸まって、多少の不都合が起きるような例も出てきそうです。見た目の印象としては、アプリによってはかわいいと感じる事もありますが、お堅い内容のアプリだと、そのかわいさが不釣り合いに感じる事もあって、一長一短ですね。
Windows 11 向けデスクトップ アプリケーションで角の丸めを適用する(開発者向け情報)
https://docs.microsoft.com/.../apply-rounded-corners