レベル20までは無料でプレイ可能。そこから先プレイするには月額料金(税込1,815円:3/6か月単位の課金ならば多少安価に)が必要。
月額料金さえ払えばレベル70まで、最新の拡張(現時点で「The War Within」)を除いてすべてがプレイ可能。過去の全拡張はもちろんClassicのプレイも可能になる。
最新の拡張を遊ぶには最新の拡張を別に購入(税込6,240円~)する必要があり、レベル80までの冒険が可能となる。
どちらの陣営でも選べる種族というのはほぼいません。例外はPandaren<パンダレン>と「Dragonflight」で追加のレベル58スタートの(*)Dracthyr<ドラクシア>、「The War Within」で追加のEarthen(アーセン:Allied Race)、部族的な違いがあって外見も多少異なりますが、Elfはどちらの陣営にもいます。ちなみにどの種族でも男キャラにすると、大概容貌はむさ苦しい系になります。宝塚かよっとツッコミたくなる某国産ゲームよりはこっちのほうがリアルで個人的には好きです。
ついでに覚えておいたほうがいい一般的なゲーム用語として、複数の敵にダメージを与えるタイプの攻撃をAoE(Area of Effect)と呼びます。また、一定時間にわたってダメージを与えるタイプの攻撃をDoT(Damage over Time)と呼びます。治癒呪文ならばHoT(Heal over Time)です。
大きな街などではTraining Dummy(<トレーニングダミー>:通称かかし)が置いてあり、それを殴って練習する事ができます。その場合、DPS(Damage Per Second:ダメージ/秒)を表示する「Recount」(ダウンロードサイト)などのアドオンを入れておけば、どれくらいダメージを与える事ができているかをチェックする事ができます。
使用済品が世に溢れないよう、装備品などには自由に売り買い/受け渡しできない"縛り"が設けられている事が多いです。 BoP(Bind on Pickup):手に入れた時点でやり取り不可(*)に BoE(Bind on Equipped):装備するとやり取り不可(*)に Warbound until eqipped:同一Warband(後述)内ならばやり取り可・装備するとやり取り不可(*)に BtW(Binds to Warband):同一Warband内ならば常にやり取り可(装着すると"Warbound"表示に) BoA(Bind to Account):プレイヤーが同一アカウント内で作ったキャラ同士でのみ受け渡し可能(まれ)
「The War Within」よりWarbandという新しい用語が出てきています(一般的な英単語ではなく、訳すならば"戦隊"?)。プレイヤーが作成するキャラ達の新しいくくりを指すもので、同一アカウントで作ったキャラは、サーバー(Realm)やAlliance/Hordeの所属陣営がどこかに関係なく、すべて同一のWarbandに属しますよ、という事のようです。
インスタンス/Raidの敵は雑魚でも強いです。1人でならば下っ端1体相手でなんとか倒せるくらいのバランスで、それを複数同時に相手しないといけませんし、さらにボスクラスならば1人ではどうにもなりません。それをグループで数とチームワークで押し切る戦い。
パーティーのメンバー集めにはDungeon Finder<ダンジョンファインダー>というツールが活用できます(ただしRaidはレベル80到達後、「The War Within」のものにしか使えません)。
【Dungeon Finder概略】
Dungeon Finderで希望のダンジョンを選択してキューを入れると、メンバーが揃った時点で確認ウインドウが表示され(待ち時間は自由にプレイしていてよい)、"Enter Dungeon"を押すとダンジョン入口にテレポートします。大抵そこでクエストをもらって攻略開始。首尾よくラスボスを倒してお宝をゲットしたらクエスト完了を報告し、画面右下(注)に表示されるDungeon Finderのボタン(緑色の目玉)を右クリックし、"Leave Instance Group"を押せばグループから抜け、元の地点へと戻れます。
"Teleport Out Of Dungeon"は元いた場所に一時的に戻る機能で、再度右クリックで"Teleport To Dungeon"を押せば、再びダンジョン(ただしダンジョンの入口)に戻ります。
ただ自分の後ろを付いてきて、機械的に敵を攻撃するだけのおバカなNPCではなく、それぞれタンク・ヒーラー・DPSの役割をこなし、そのダンジョンのマップやメカニズムも理解している優れもので、Dungeon Finder から「Follower Dungeon」中の好きなインスタンスを選び、例えば自分の役割でDPSを選ぶと、タンク*1・ヒーラー*1・DPS*2の残り4人のNPCを用意してくれます(友達2人パーティーの場合、残り3人を用意してくれる)。難易度は低めに設定されているようですが、経験の少ない人がインスタンスの練習をするのにもいいですし、パーティーでプレイするのが苦手な人もWoWのより多くのコンテンツを気軽に楽しめるようになりました。
Raidに関しては、「The War Within」より「Story Mode」が用意されています。拡張のストーリーを一定の所まで進めれば1~10人でチャレンジでき、まだやった事はありませんが難易度はかなり低めだそうで、その名の通りRaidのストーリーを体験するためのもの。ゴールドなど一定の報酬はもらえますが、通常のRaidのような高性能装備はもらえないとの事。それでも、Raidなんて大変すぎてやる気しないよ、という人には朗報と言えるでしょう。
街全体など広い範囲に発言が伝わるチャットチャンネルはGeneral(一般)・Trade(取引)・Looking for group(メンバー募集)など。チャンネル毎に番号(Tradeは2番)が割り振られていますので、例えば/2でEnterを押すと、次にEnterを押して入力した発言はTradeチャンネルに流れます。/2の後にスペースを一つ入れ、その後に続けてメッセージを入力してもOK。
それから、他のプレイヤーとのアイテム取引はオークションハウスが一つの選択肢ですが、Tradeチャンネルで買い手/売り手を探し、直接会って取り引きもできます。その時は相手のポートレイトを右クリックして"Trade"を選び、Tradeウインドウを開いてアイテムや代金を受け渡しします。こういう売り買いの文章のお決まりの略称が、WTS(Want To Sell:売ります)・WTB(Want To Buy:買います)です。近くにいないプレイヤーにアイテムやお金を渡したい時は、メールに添付してポストから送る事もできます。
AFKはAway From Keyboardの略で、現在離席中ですよという事です。まったく操作をせずに5分経過するとキャラが座り込み、名前の横にこの表示が付きます。そのまま30分経過すると、勝手にログアウトしてしまいます。プレイ中にちょっと席を外す時などは/afkエンターで自分からAFK状態に入る事もでき、AFK状態の時に誰かからメッセージ(Whisper)が来ると、その相手に現在AFK状態である旨が表示され、離席中だと伝える事ができます。
Windows 10以降では録画機能がOS標準で備わっており、ゲームの録画が可能です。すべてを録画する必要はありませんが、ストーリーを記録して後でセリフの確認をしたり、なかなか勝てない強敵相手にどうすれば勝てるか研究したり、Instance/Raidでの立ち回りを復習したりしたい場合に威力を発揮します。10の場合、スタートメニューの左端の設定アイコンをクリックしてそこの"ゲーム"と、さらにその下の"キャプチャ"メニューから設定ができます。
もう1つは「Warlords of Draenor(WoD)」。ここではDraenor内にGarrison(駐屯地の意)という自分専用の基地を早い時期に持つ事ができます。これもGarrison行き専用のHearthstoneをもらえ、一休みしたり不要品を売り飛ばしたりするのに便利です。GarrisonはWoD専用の内容なので、それ以外の拡張をプレイする時にはあまり用途は多くないのですが、育てていく事によって銀行を設置できたり、首都行きのポータルがある東のはずれの島・Ashran行きのポータルを設置して、そこ経由で首都まで戻る事ができたり、便利さが増してはいきますが、お金と手間は結構かかります。