発売1週間前・Sony α100独断と偏見レビュー(1)
Sony初のデジタル一眼レフ・α100の発売まで後1週間となりましたが、ネットや雑誌で入手した情報と、ショールームで触った感想を元に、独断と偏見で感想を書かせていただきます。
・そもそもこのカメラって何?
元々はSony社とコニカミノルタ社がデジタル一眼レフカメラ事業で提携を行い、共同開発を行っていくという話だったのが、その後コニカミノルタがカメラ事業そのものをSonyに譲渡しました。そのため、このカメラはコニカミノルタの一眼レフの系譜上にあるもので、旧ミノルタカメラ時代からのαシリーズ用のレンズのほとんどすべてとアクセサリーの一部が使用可能です。
また、このカメラはコニカミノルタのデジタル一眼αsweetDから部品や設計をかなり流用している事は間違いないでしょう。その意味ではこのカメラはSony版αsweetDだといえます。とはいえ、単純な焼き直しでなく、1000万画素のCCDや、ダストリダクションなどの新機軸を盛り込んでより魅力的な味つけにする辺りは、Sonyの技術力・企画力を感じさせます。
・外観
外観についてはどうしても主観的な判断が入るのですが、個人的には好きです。元々ミノルタのカメラはデザイン的には今一歩のものが多かったのですが、オーソドックスな印象ながら、うまくまとめていると思います。ちなみにSonyの製品に関しては、大体において好きなデザインのものが多いのですが、一部のデジカメではあまりにも「先進的」なデザインを取り入れて、首をかしげたくなるものがいくつかありましたので、その意味では無難にまとめてくれてほっとしています。
ただ、実物を見て残念だったのは、背面のボタンまわりがいかにもプラスチックぽい印象で、高級感が感じられないことです。クラス相応と言えばそれまでですが、他社の普及機より若干高めの価格設定にしているのですから、もう少し高級感を演出してほしかった所です。
・基本スペック
1000万画素のCCD搭載というのが一番目立つ所ですが、最初発表を聞いた時は「ふーん、すごいな」と思いましたが、コンパクトカメラでも1000万画素搭載のものが続々と出始めていますので、これからはこれくらいが当たり前になるんでしょうか。
連写性能・オートフォーカス性能等のカタログスペックはクラス相応でしょう。多少気になるのは、オートフォーカスの性能がどの程度かという所です。ショールームで少し触っただけなので、正確にはわからないのですが、ミノルタのこれまでの機種の傾向と、噂を総合すると、ややスピードが遅めかもしれません。
SONY 公式サイト
http://www.sony.jp/products/di-world/alpha/