クロスバイクを買いたいと思っている人のための情報その2。よくある質問に対する回答をまとめてみました。
(全然「digital gadget」ではありませんが、私の「趣味」ということでご了承ください)
・メンテナンスが大変じゃない?
自転車に凝っている人は、部品を自分で交換したりして、色々カスタマイズに励んでいますが、そこまでやり込む気がないのであれば、特にメンテナンスで面倒な思いをする事はほとんどありません。
あるとすれば、変速機の調子が悪い時の調整とパンク修理くらいですが、変速機の調整は、微調整くらいであれば、ドライバー1本あれば簡単に行うことができます。パンク修理も、一度やってみるとさほど難しいものではありません。もちろん両方とも、面倒であれば、近所の自転車屋さんにお願いすればよいのですから。後は、時々タイヤに空気を入れるのを忘れない事と、機械ですからたまには注油くらいはしてやってください。
・すごく前傾姿勢だし、サドルが固そうだし、乗ってて疲れない?
クロスバイクの場合、ハンドルの位置が低いといっても、ドロップハンドル車と違って、せいぜいサドルと平行か、やや低いくらいです。初めて乗る時は違和感があるかもしれませんが、乗り慣れると、むしろママチャリのほうが、ハンドルが高くて乗りにくいと感じるようになると思いますし、「正しい乗車姿勢」で乗っていれば、お尻が痛くなったりとか、妙な部分が痛くなったりする事はないはずです。
どのようなのが正しい乗車姿勢かって?乗っていれば、自然と体が教えてくれます(無責任)。私の乏しい知識を元に1つアドバイスさせていただくと、ハンドルとサドルとペダルにきちんと体重を分散させて乗っていれば、ちょっと走ったくらいで極端にどこかが痛くなったりはしないものです。
・タイヤが細いけど、パンクしたり、転んだりしない?
タイヤが細いからといって、特にパンクしやすいという事はないです。また、歩道の段差を気にする人が多いですが、私が今乗っているEscape R3の700×28C(=タイヤの太さ28ミリ)や、それより太いタイヤであれば、そんなに気にする必要はないと思います。もっとも乗り手の体重の影響があるでしょうから、80kg、90kg、あるいはそれ以上の方が乗った場合はどうかというのは、保証の限りではありません。
また、かなり高さのある段差に斜めから突っ込んだり、ツルツルの路面でブレーキをかけながら急ハンドルを切ったりしない限りは、タイヤが細いからといって、そうそう転ぶ事はありません。
・サイズがいくつかあるけど、どれを選べばいいの?
メーカーや販売店のホームページなどを見ると、サイズ毎の推奨身長が載っていると思いますので、それを参考にしてください。なお、Escape R3については、推奨身長より1つ上のものでちょうどいい、という事が言われていますが、実際その通りだと思います(注)。それも含めて考えると、どこか実車を置いてある店を探して、実際にまたがってみるのが一番です。
(注:2007年モデル発売に合わせて、GIANT公式ページの推奨サイズの表示が変更になり、従来より上のサイズを勧めるようになっています。ですので、これから買う方は公式ページの内容を元に判断しても、特に問題ないと思います (2006.11.28追記))
・盗難が心配なんだけど。
おっしゃる通りです。まず、カギは丈夫そうなものを複数付けたほうがいいと思います。それから、外に停める際は、人目が多くて犯罪行為に及ぶのを躊躇するような所を選ぶ、また、駅前に長時間停めるような事は極力避ける、などで自衛するしかないでしょう。
それからマンション住まいの場合、ベストなのは、駐輪場に停めるのでなく、部屋に持って上がってしまう事です。まっとうなスポーツ車であれば、ママチャリより重量が軽いので、比較的楽に持って上がれます。部屋に入れておけば、雨でサビる心配も減りますし。
後は盗難保険に入るという手があります。私が今入っているもので、保証期間が2年間・購入1年目で20%負担、2年目で40%の負担で同等品を手に入れることができます(保険料2,700円)。
※なおクロスバイク関連の情報入手には、下のホームページがお勧めです。
クロスバイクでいこう!
http://www.k2.dion.ne.jp/~style/bike/index.html
先日買ったクロスバイク(Escape R3)関連の買い物もひと段落して、計算してみると、一つ一つはそれ程高くないのですが、結局本体込みで総額50,000円くらいかかりました。購入を検討中の人のために、どのようなものが必要になるか、リストアップしてみました。
こないだ新車を買いました。といっても自動車でなく、自転車なのですが、おおよそ15年ぶりの買い替えです。以前乗っていたのが、いわゆる「ロードレーサー」というタイプのドロップハンドルのついたもので、さすがに年齢的にもうきついかな、という気がして、今回の買い替えとなったのですが、買ったのはGiantという大手メーカーのEscape R3(2006年モデル)というものです。
このEscape R3というのは、「クロスバイク」というタイプの自転車で、クロスバイクというのは一言でいうと、マウンテンバイクとロードレーサーのいいとこ取りをしたものです。以前マウンテンバイクがちょっとしたブームになりましたが、これは本来オフロード、悪路や道なき道を走ることを想定してデザインされたもので、舗装された道路を軽快にスピードを出して走るという用途にはあまり向いていません。
一方ロードレーサーは、有名なツール・ド・フランスの選手の人達が乗っているような自転車といえば、イメージがつかめると思いますが、スピードを出して走るには最適ですが、ちょっと気合が入りすぎていて、一般の人はちょっと...という感じがすると思います。この2つのタイプの自転車を合体させた「結構スピードを出して走れるけど、普通の人でも気軽に乗れる自転車」というのがクロスバイクの特徴です。
クロスバイクも高いものでは、平気で10万円以上したりしますが、私が今回買ったEscape R3は、ネット販売の場合安い所で3万円台のなかばくらいで買うことができ、コストパフォーマンスの高さで非常に人気のあるモデルです。
(追記:2007年モデルから少し値上げになりました)
このタイプの自転車というのは、はっきり言ってママチャリとはまったく別次元です。氷の上をスケートで滑るかのごとく、道路の上を滑るような感覚で走ることができます。単に移動手段として使うもよし、仲間とサイクリングに行くのもよし、ちょっと本気で走ってダイエットにトライするもよし、自転車にあまり興味のなかった方にも是非一度この気持ちよさを体験していただきたいところです。
カラーは5色の中から紫(ディープパープル)を選びました。光線の具合によってはワインレッドのようにも見え、派手すぎず、地味すぎずいい色です。 | |
この細身で高圧のタイヤ(700×28C)が軽快な走りを生みます。前3段×後8段の24段変速です。 | |
スタンドは別売りです。ペダルは標準のものが見栄えが悪かったので、安物ですが別のものに替えてもらいました。 | |
このタイプの自転車には珍しく、チェーンカバーが付いているので、ズボンを噛んだり、汚したりする心配が少なくてすみます。 | |
このへんだけちょっとデジタル。速度・走行時間などを表示します(CAT EYEのCC-MC100W)。ネットオークションで安く買いました。 |
ESCAPEシリーズ(2007年モデル)製品ページ
http://www.giant.co.jp/2007/lifestyle/urban-s/index.html
※2007年モデルは2007年7月時点で全9色。基本的な仕様は2006年モデルとほとんど変わっていません。
ちなみに2008年モデルは例年通りであれば、9月末頃に発表・10月頃出荷開始と思われます。
※2008年モデルは2007年8月中旬発表(2007.8.17追記)
撮影機材:コニカミノルタ DiMAGE A200 を使用
※現在GIANT社製品は通信販売が実質禁止となり、店頭でしか購入できなくなっています(2007.10.12追記)。
GIANT製品保証規定のご案内
http://www.giant.co.jp/information/2007/05/giant_1.html