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デジカメ カテゴリー(新しい記事順)

2006年11月16日

ニコンがエントリーデジタル一眼D40発表

ニコンがエントリークラスのデジタル一眼レフカメラの新製品・D40を発表しました。
最近ニコンのデジタル一眼といえば、8月にD80が出たくらいで、このD80はキャノンのEOS Kiss・ソニーのα100・PENTAXのK100Dなどの他社機と比べられたりもしますが、本来デジカメ入門者や、コンパクト機からステップアップしてくる層をターゲットにしたいわゆるエントリ機(普及機)ではなく、もう1クラス上の中級機の位置づけですから、エントリクラスに新しいモデルを投入してこないのを不思議に思っていたのですが、ようやく新機種のお目見えとなった訳です。

ただスペックをざっと眺めた所、上に挙げた他社のエントリ機に直接ぶつけるのでなく、基本スペックは低めにして、その代わりに低価格を武器に売っていこうという狙いの製品のようです。
とはいっても、ファインダー倍率を従来機より高めにして、ピントを確認しやすくしたり、ボディの軽量化を図ったり(475gと現行の各社主要機種の中では最軽量)、使いやすさを高める工夫は盛り込まれています。
12月1日発売予定、価格は6万円前後の見込。

Nikon D40

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公式ページ(製品情報)
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d40/index.htm
D40 期間限定スペシャルコンテンツ
http://www.nikon-image.com/jpn/products/camera/slr/digital/d40/special/index.htm
ニコン、同社最軽量のデジタル一眼レフ「D40」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/dslr/2006/11/16/5062.html
ニコン、実売6万円のエントリー向けデジ一眼「D40」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/16/news040.html
ニコン、実売5万円台のエントリーデジタル一眼レフ機『ニコン D40』を発表
http://ascii24.com/news/i/hard/article/2006/11/16/665894-000.html
【写真速報】ニコン、低価格デジタル一眼レフカメラ「D40」
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20061116/119749/
【実写速報】ニコン D40(β機)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/11/21/5095.html
【1st Shot】ニコン D40実写画像
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/11/30/5143.html
【新製品レビュー】ニコン D40
~新インターフェイス採用の小型軽量エントリー機
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/12/05/5180.html
はじめての一眼レフに最適 !Nikon「D40」登場 - 兄弟対決「D40」vs「D50」
http://computers.news.livedoor.com/series_detail?id=56253
気になるデジカメ 長期リアルタイムレポート ニコンD40(第1回)
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2006/12/20/5272.html
ニコンでは最小・最軽量となる610万画素デジタル一眼レフ「D40」
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/20061222/120306/
実売6万円で買えるニコン党入門機――「D40」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0612/14/news030.html
小型&低価格でライバルを追撃する風雲児を徹底チェック!D40長期使用リポート
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20070110/120475/
小さくて軽くてかわいいD40
http://www.rbbtoday.com/column/ogikubokei/20070105/

Nikon D40 マスターガイド Nikon D40 マスターガイド(税込1,680円)
Nikon D40の解説本・2007/2/1発刊
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2006年11月15日

EasyShare V705サンプル画像出ました

コダックの23mm超広角レンズ搭載のコンパクトデジカメEasyShare V705のサンプル画像が出てきました。前モデルのV570同様、画質は正直言って大したものではないですが、やはり23mmの画角があると、広角側の作品の雰囲気は他の機種とは一線を画しています。
それとパノラマ撮影が楽しそうです。別に三脚でカメラを固定しなくても、液晶画面のガイドラインにしたがって撮影するだけで、最大180度までの角度のパノラマ写真を撮影可能です。
こちらのブログで前モデルでの撮影ですが、パノラマの作品をたくさん掲載しています。猫の写真がかわいくてお勧め。
画質最優先主義の人にはお勧めできる機種ではありませんが、コンパクト機で23mmの画角が使えるのはこのシリーズだけ、広角レンズ好きの人は迷わず買いです。

EASYSHARE V705(画像を拡大)

ケータイサイズの超広角2眼デジカメ――コダック「V705」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/13/news073.html
コダックの2眼デジカメ「EasyShare V705」のシルバーモデルに触った!
http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20061115/119742/
公式ページ
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/digitalcamera/stylish/v705/index.shtml

2006年11月08日

レンズベビー

11月2日から4日まで、ニューヨークでPhotoPlus Expo 2006というカメラ関連のイベントが開催されており、特にこれといった新製品はなかったのですが、こちらのページで紹介されている「レンズベビー(Lensbaby)3G」には興味を惹かれました。

これは、レンズを蛇腹でつないだ一眼レフ用の特殊な交換レンズで、例えば高層ビルを見上げるように撮影した時に、上がすぼんで写るのを補正する「アオリ効果」を出せるレンズです。
よほどカメラに凝っている人でないと、アオリ撮影なんてしないとは思いますが、このちょっとレトロでユニークな外観のレンズを最新のデジタル一眼に付けたりすると、そのミスマッチ加減がいい感じでないかと思います。

クリックするとLensbabiesホームページ(米)へ
Lensbabies(米)
http://www.lensbabies.com/
レンズベビー(日本) ※レンズベビー3Gは未掲載
http://lensbaby.jp/

2006年11月05日

デジタル一眼用の怪しいアイテム

以前JENISという、ちょっとユニークなデジタル一眼レフ用アクセサリーを出している海外の会社を紹介しましたが、こちらも似た感じですが、何気に怪しい雰囲気が漂っています。
たとえばこのリンク先では、ソニーのα100用の縦位置グリップVG-1というのが紹介されていますが、レンズが旧ミノルタ時代のものであるのはいいとして、縦位置グリップに対応していないα100でどうやってシャッターを切るのだろうと思ったら、リモートレリーズ端子にケーブルで接続するという力づくぶり。さらに写真をよく見るとグリップの所にキズが付いているように見えますし、ハングル文字で何が書いてあるのかさっぱりわからないというのが怪しさに拍車をかけています。

DICAIN (韓国の会社のようです)
http://www.dicain.com/

2006年11月01日

超広角コンパクトデジカメ EasyShare V705ついに日本上陸

日本中の広角レンズファンが待ち望んでいた、23mmの超広角レンズ搭載コンパクトデジカメ「EasyShare V705」の国内発売がようやく決定しました。
12月初旬発売で、店頭予想価格は5万円前後です。海外では9月には発売になっていましたが、国内発売のアナウンスが全然なく、ひょっとして日本では発売されないのでは?と気を揉んでいる人も多かったと思いますが、これで一安心ですね。

EASYSHARE V705(画像を拡大)

プレスリリース
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/corp/news/1106/011106_b.shtml
製品情報
http://wwwjp.kodak.com/JP/ja/digital/digitalcamera/stylish/v705/index.shtml
コダック、二眼デジカメ「EasyShare V705」を国内販売
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/compact/2006/11/01/4950.html
【実写速報】Kodak EasyShare V705
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/11/02/4823.html
超広角2眼レンズデジカメが710万画素&高感度に――コダック「V705」
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0611/01/news031.html
コダック、2眼デジカメの新製品「EasyShare V705」を国内で発表!
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20061031/119529/
コダック、「デュアルレンズ」の小型デジカメ、画素数と感度UPで後継機
http://bcnranking.jp/products/01-00011007.html
コダック、23ミリの広角撮影ができる“2眼デジカメ”の新製品を発売
http://it.nikkei.co.jp/pc/news/index.aspx?n=MMITda001001112006

2006年10月31日

富士フィルムより高級フィルムコンパクトカメラ

富士フィルムからコンパクトフィルムカメラの新機種「KLASSE W」が発表になりました。
アルミ合金のボディに28mmの単焦点広角レンズを搭載し、絞り優先・プログラムの2種類のAEモード、5点測距のオートフォーカス(マニュアル可能)を備えた高級コンパクト機です。
価格は99,750円(税込)で12月1日発売開始。なお、来春には38mmレンズ搭載モデルが発売予定です。
フィルムカメラの新機種の発表を見るのは本当に久しぶりです。デジカメ全盛の時代にあって、あえてフィルム機を送り出した富士フィルムの心意気に拍手を送りたい気持ちです。

KLASSE W

ニュースリリース
http://www.fujifilm.co.jp/corporate/news/article/ffnr0052.html
富士フイルム、9万9750円の小型フィルムカメラ「KLASSE W」を8000台限定で
http://bcnranking.jp/products/01-00010945.html

2006年10月26日

デジタル一眼用の便利アイテム

デジカメWatchで、「ネジ込み式花形フード」というちょっと変わったアイテムの紹介記事があり、開発元のメーカーのホームページ(英文・香港の会社との事)を見にいってみると、他にもユニークなデジタル一眼レフ用の製品がいくつか掲載されていました。

LCDフード
これはわりとありきたりですが、屋外で液晶画面を見やすくするフードです。

CPUコントロールシャッターリリースケーブル
シャッターケーブルですが、遅延シャッターリリース・バルブ時間の設定・インターバルシャッターの設定ができるインテリジェントタイプです。各社用あり。

デュアルチャンネル赤外線リモコン
ストロボの所に赤外線受信機を取りつけるタイプの赤外線ワイヤレスリモコン。リモコンが用意されていない一眼レフでも、離れた所から操作できるようになります。各社用あり。

といった具合で、メーカー純正でも出してほしい、と思わせるようなツボを押さえた製品がいくつか発売されています。今の所日本では販売されていないようですが、是非日本でも取り扱いを始めてほしいものです。

JENISホームページ(英文)
http://www.hkjenis.com/
今までなかった「ネジ込み式花形フード」をPhotokinaで発見!
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/item/2006/10/26/4910.html

2006年10月22日

ソニーデジタル一眼の次機種予想

ちょっとデジカメのネタがご無沙汰なので、ソニーのデジタル一眼の次の新機種を予想してみました。
先日のフォトキナ2006でのインタビュー記事によると、現在α100上位の中級機と、エントリモデルの2機種を開発中との事ですが、エントリモデルの予想です。

この現在開発中のエントリモデルは、インタビューの内容からすると、α100の後継ではなく、併売の形となるようです。そうすると、α100とは当然価格帯もずらして来るでしょうが、α100自体がエントリ機の中ではもっとも高めの価格設定でしたから、当然α100よりも下の価格設定をしてくる事が予想されます。

α100より安い新機種を出すとすると、製品の位置づけとしては、「マニア」層ではなく、コンパクトデジカメからステップアップしてくる層にターゲットをより特化してくるでしょう。そこから予想される製品コンセプトは「軽く・小さく・使いやすく」という内容になるのではないかと思われます。
ただ一方で、下手に製品のスペックを落とすと、他社機との競合上不利になりますので、α100の基本スペックはほぼ踏襲(画素数を800万くらいに落としてくる可能性はあるかもしれません)しながら、ボディの小型・軽量化を行い、ボタン類は極力少なくして、メカに弱い人にも使いやすくし、同時にコストダウンを行う、そんなイメージの製品が思い浮かびます。

ホラを吹くのであれば、光学ファインダー無しのレンズ交換式デジカメみたいな予想もできますが、エントリモデルを3~4機種くらい出す気があるならともかく、α100との2台体制でやっていくのであれば、さすがにまだそこまでの冒険はしないでしょう。できれば年内には発表してほしい所ですが、可能性が高いのは年明けでしょうか。

なお、この内容はなにかの情報ソースがある訳でなく、まったくの憶測であり、予想が外れても一切責任は負いかねますので、ご承知おきください。
ちなみに中級機の噂については、こんな書き込みがdpreview.com(英文)の掲示板に載っていました。

http://forums.dpreview.com/forums/read.asp?forum=1037&message=20209214
http://forums.dpreview.com/forums/read.asp?forum=1037&message=20524476

2006年10月16日

秋のコンパクトデジカメ戦線

BCNランキングに、コンパクトデジカメの機種別週次売上ランキングが掲載されています。入れ替わりが激しいので、1週間だけでのデータで判断するのは危険ですが、最新の週のベスト3は

1.Cyber-shot T10 (Sony)
2.IXY DIGITAL 900IS (Canon)
3.LUMIX FX07 (Panasonic)

となっており、以前28mm広角レンズ搭載のお勧めモデルとして紹介した900ISFX07が両方共ベスト3に入っています。
これだけで、広角に強い機種の評価が上がってきたと判断するのはちょっと早計な気もしますが、トップのT10もレンズは38-114mmと望遠側は114mm止まりですし、ヒットモデルになるには、望遠側にはそれほど強くなくてもいいのかもしれません。

これに気をよくして、各メーカーがさらに広角寄りのレンズを搭載した機種の開発に乗り出してくれたら、広角レンズ好きの人間としてはこれ以上うれしい事はないのですけど。

いよいよ本番デジカメ商戦、まずキヤノン「900IS」が強烈な立ち上がり
http://bcnranking.jp/flash/09-00010657.html

2006年10月15日

デジタル一眼のゴミ落とし

レンズ交換ができるデジタル一眼レフカメラでは、CCD(厳密にはその前面のローパスフィルター)へのホコリの付着が面倒な問題で、ホコリ落とし機能が付いている機種であっても、完全にホコリを落とせるわけではありません。
私の知るかぎりニコンが清掃用のキットを販売している以外は、各社ともホコリが取れない場合は、無理に取ろうとせず、サービスセンターに持ち込むようにアドバイスしています。

そんな中、パッションという会社が、ローパスフィルター清掃用の「DD Pro」という製品を12月に発売します。見た目も機能も卓上用掃除機みたいな感じで、先端に付いたブラシでホコリを落として吸引するという仕掛けです。
サービスセンターが近くになくて、気軽に愛機を清掃に出せない人には注目の製品だと思います。

パッション、吸引式のローパスフィルタークリーナー
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/accessories/2006/10/13/4830.html
DD Proプレゼントキャンペーン(抽選で10名にプレゼント)
http://direct.ips.co.jp/pc/ihtml/ddpro/

2006年10月14日

インターネットに写真を掲載する方法

インターネット上で自分の撮った写真を公開したい場合、どういうやり方があるでしょうか?一つは自分のホームページやブログに写真を掲載する方法。それともう一つ、「写真共有サービス」を利用するという手があります。

写真共有サービスとは文字どおり、写真をインターネット上で公開する事に特化したサービスで、Yahoolivedoorなどのポータル系のサイトや、NikonPanasonicなどのメーカーがサービスを提供しています。
このサービスを利用すると、自分の撮った写真を不特定多数の人に閲覧してもらう事も、家族・親戚・友人など、自分の指定した人達だけに公開する事もできます。一部付加機能を除いて無料サービスとなっている場合が多いので、写真を公開するためだけに、わざわざホームページやブログを立ち上げるのが面倒くさいと思っている方は、一度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

画像アップだけじゃない!進化する「写真共有」10サイトを徹底比較
http://computers.news.livedoor.com/series_detail?id=50871

2006年10月12日

ライカM8欲しいです

ライカM8のボディの写真が掲載された記事がいくつか出ていますが、いいですねーこれ。ぱっと見た感じ、とてもデジカメとは思えないクラシカルなデザイン、それにこのボタンの少なさ。
デジタル一眼であれば、背面にAEだとか、AFだとか(M8はそもそもAFではありませんが)、色々なボタンがごたごた付いているものですが、これは本当に最小限のものしか付いていない。男ならば、あれこれ考えずにただシャッターを押せ、と言わんばかりの潔さです。

それに3番目のリンクの記事を読んでびっくりしたのですが、なんとバッテリーやメモリーカードの交換をするには、底ぶたを外さなければならない!
昔のライカもフィルム交換をする時に、底ぶたを外す仕組みになっていたと思いますが、21世紀にもなって、デジカメ時代になって、そんな仕様の製品を作るなんて信じられますか?他のメーカーならば大ブーイングを受ける所ですが、でもライカだと「お茶目なやつ」と、これが許されてしまう。
記事を読めば読むほど欲しくなるカメラですが、ただ残念ながら私には価格に「0」が一つ多いので、指をくわえて見ているだけなのです。

ライカ、デジタル版M型ライカ「M8」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/rf/2006/09/15/4619.html
Photokina 2006 ライカM8に触ってきました
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/other/2006/09/28/4715.html
ライカ、「ライカM8」の発表会を東京で開催
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/rf/2006/10/10/4800.html
ライカ M8~ついに登場したデジタル版M型ライカ
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2006/11/17/5070.html
ライカ M8
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2006年10月08日

28mmレンズ搭載デジカメ対決

コダックの超広角23mmレンズ搭載EASYSHARE V705の日本発売がいつまで待っても決まらないので、28mm広角搭載のコンパクトデジカメのお話です。
これまで広角28mm搭載モデルとして、パナソニックのLUMIX FX01という機種をお勧めしてきましたが、すでにLUMIX FX07というモデルに切り替わっており、これに対し、キャノンがIXY DIGITAL 900ISという同じく28mm搭載モデルを出してきたので、どちらがいいのだろうと、この2機種を比較してみました。

(1)基本スペック
両方とも28mmからほぼ100mmまでのズームレンズに、手ぶれ補正搭載、約700万画素と非常に似通っています。

(2)デザイン
FX07は4色のカラーバリエーションがあり、私は黒がクラシカルな感じで好きです。対する900ISは銀1色のみですが、フィルムカメラ時代以来のIXYらしい精悍なデザインで、高級感があります。

(3)画質
いくつかサンプルを見た範囲、及びネット上で出回っている評価を元にまとめると、全体的な画質では900ISのほうが好ましく思われます。900ISのほうが、より自然な絵作りで、キャノンらしく高感度でのノイズも抑えています。ただし一方で、900ISは画面の四隅の画質が、素人目でもわかる程、中央より落ちこむという妙な欠点があります。
(画質は好き嫌いもありますので、自分の目で見て、ご判断ください)

(4)使い勝手
例えばFX07では、操作ボタンに露出補正機能が割り当てられているのに対し、900ISは露出補正はメニューをたどらなければいけません。この事に代表されるように、FX07はある程度カメラの知識がある人が、自分で設定をいじりながら撮影する事も考慮しているのに対し、900ISは基本的には撮影者は何も考えず、ただシャッターを押すだけと割り切っているように感じられます。
この辺りで、その人の撮影スタイルによって好ききらいが出るかもしれません。

(5)その他の機能
FX07は手ぶれ補正に加えて、被写体が動いていた場合、ISO感度を自動的に上げて、被写体ブレを抑える「インテリジェントISO感度コントロール」機能を搭載し、一方、900ISは最近ちょっと流行している機能の、人の顔を認識してそこに優先的にピントを合わせる「フェイスキャッチテクノロジー」を搭載しています。これは人物撮影の多い人は重宝しそうです。
また、900ISは最近の機種には珍しく光学式ファインダーを搭載しています。


といった感じで、調べ始める前は900ISのほうをお勧め機種とするつもりだったのですが、案外一長一短で、FX07のほうは発売から日数が経っている分、値段も下がってきている事もあり、どちらがいいとは結論が出せませんでした。購入検討中の方は、以下のレビュー記事とサンプルなども参考にしていただき、後は自分の目と好みでご判断ください。

広角+光学式手ぶれ補正+高感度でスキのない装備!「LUMIX DMC-FX07」
http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/20061003/119041/
新映像エンジンDIGIC III搭載で広角28ミリ、「IXY DIGITAL 900 IS」を試す
http://plusd.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0609/29/news042.html
最新デジカメクロスレビュー キヤノン「IXY DIGITAL 900 IS」
http://arena.nikkeibp.co.jp/tokushu/gen/20060622/117304/index22.shtml
長期リアルタイムレポート キヤノン IXY DIGITAL 900 IS 第1回
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/longterm/2006/10/19/4852.html

各機種撮り比べ(カメラのキタムラホームページ内)
http://mpm.kitamura.co.jp/mssm/blogs/829/4440/2006/10/IXYDIGITAL900IS1000_91443.html

パナソニックLUMIX FX07
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キャノン IXY DIGITAL 900 IS
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2006年10月05日

デジカメデータのバックアップ

フォトストレージと呼ばれる製品があります。コンパクトフラッシュやSDメモリなどのメモリカードから、デジカメで撮った画像データのバックアップをする製品で、デジカメのヘビーユーザの方中心に結構売れているようです。

主要メーカーの売れ筋製品としては、例えばソニーの"HDPS-M10"、これは40GBの大容量の割に2万円台前半と手頃な価格で人気がありますが、やはりソニーですので、SDメモリカードのスロットがなく、SDメモリカードからバックアップする際には、コンパクトフラッシュに差し込んで使うSDメモリカード用のアダプタを別に用意しなければなりません。
他にはエプソンのPhoto Fine Playerシリーズ、これは価格はやや高めですが、大型の液晶画面が付いており、撮影した写真を鑑賞するフォトビューワーとしての使い方もできます。

こういう専用の製品以外に、AppleiPodも、デジカメデータのバックアップに利用できるのをご存じでしょうか?ハードディスクタイプのiPodは最大80GBの容量がありますので、これを活用しない手はありません。

iPodで直接デジカメのデータをバックアップするにはiPod Camera ConnectorというApple社純正のアクセサリが必要で、これを中継してデジカメとiPodを接続すれば、気軽に出先で撮影したデータのバックアップが可能になります。多少速度は遅めのようですが、特に仰々しい機械を用意しないですむのは魅力的ではないでしょうか。

ただし、相性問題があるようで、デジカメによってはうまく動かない場合がある(特に古い機種は怪しいらしい)のと、電気を喰うので、iPod充電用のアクセサリを別に用意しておく事をお勧めします。
※利用可能なのはカラー液晶搭載のハードディスクタイプのiPodのみで、nano・shuffle・mini等の機種は対応していません。

Apple iPod Camera Connector
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2006年09月27日

続・フォトキナ2006情報

フォトキナ(photokina)2006関連で見つけた記事はこちらのほうで一覧にしてありますが、今回デジタル一眼を出している大手では、ペンタックスオリンパスがそれぞれ新機種を展示していますが、キャノンニコンソニーは特にこれといった目新しいものはありませんでした。その代わりに、シグマ富士フィルムの2社が、それぞれユニークな新機種を発表しています。

新機種のなかった3社の中で、ソニーのインタビュー記事が出てきていますが、その中で現在開発中のデジタル一眼の事に触れられており、それによると、発売時期は明らかになっていませんが、現在ハイアマチュア向けの上位モデルと、α100以外のエントリーモデルの2機種が併行して開発が進んでいるとの事です。
これを読んで思い出したのが、以前海外のカメラ情報サイトdpreviewのフォーラムにあった、韓国発の情報で、「Canonの5Dを凌駕する画質の上位機(解釈のしようではフルサイズ機とも取れます)と、女性受けするデザインのエントリモデルを開発している」と、ソニー主催のα100のセミナーで、講師が発言したという書き込みです。
これを読んだ時は、伝え聞きの情報なので、あまり信用しなかったのですが、今回のインタビューの内容に妙に共通するものを感じます。
具体的な情報が出るのは、早ければ秋の終わり頃、遅くても年明けくらいでしょうか。楽しみに待ちたいと思います。

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