前回の続き。
Windows Vistaにバージョンアップをしようと考えている人で、Home Basicでいいやと思っている人であれば、マイクロソフトの推奨システム要件のページを見れば、今使っているマシンで動くかどうか、それほど迷わずチェックできるはずですが、Aeroインターフェースを使いたいのでHome Premium以上を買いたいという人は、ビデオカード(グラフィック)の所でひっかかるのではないかと思います。
というのは、推奨システムを見ても、「Windows Aero対応かつ128MB以上のグラフィックメモリ」と書いてあるだけで、全然説明になっていないのです。で、「Windows Aero対応」についての注釈を見ると、
(1)DirectX 9対応
(2)ピクセル シェーダ 2.0 のサポート
(3)Windows Display Driver Model (WDDM)対応デバイス ドライバ
(4)ピクセルあたり 32 bit の色深度
と難しい事が書いてあるのですが、かなりパソコンに詳しい人でないと、自分の使っているマシンがこれをすべて満たすかどうかわからないでしょう(私も(2)がわかりませんでした)。
一番確実なのは、メーカーのホームページに行って、Aeroが動くかどうか確認する事ですが、情報が見当たらない場合、マイクロソフトが提供している「Windows Vista アップグレードアドバイザー」というソフトをダウンロードして実行してみるという手があります。
これはマシンをスキャンして、Vistaを使うのに問題があるハード/ソフトがないかどうかをチェックしてくれるツールで、現時点では英語版しか提供されていませんが、Vista発売までには(と言っても、もう日がありませんが)日本語版も提供される事になっています。
私も試してみましたが、インストールは簡単ですし、スキャン結果の解説もそんなに難しい英語ではありません。Vistaが使えるかどうか早く確認してみたいという人は下記サイトからダウンロードして試してみてください。
(追記:日本語版の提供開始は結局1月30日(!)になりました)
Windows Vista アップグレードアドバイザー
http://www.microsoft.com/japan/windowsvista/getready/upgradeadvisor/default.mspx
スキャン結果の画面。
やはりディスクの空きが足りないと叱られました。
Windows Aeroの「注目3ポイント」
http://www.microsoft.com/japan/users/vista/special/001/default.mspx
次回に続く。