PalmからW-ZERO3[es]への移行[文字入力編]
以前書いた通り、私はこれまでPalm社のPalm m505という古いPDAを使っており、今回W-ZERO3[es]に乗り換えたのですが、元Palmユーザから見たら、W-ZERO3[es]ってどうなの?という視点で、この機種を評価してみたいと思います。まずは文字入力編。
Palmではgraffitiという独特の入力方法があり、一筆書きのような文字をペンで入力することで、アルファベットを入力することができました。これがなかなか快適で、Palmユーザがこの機種を手放せない要因の一つになっています。
Palmのgraffiti入力
一方W-ZERO3[es]では、文字入力方法は大きく下の3方式があります。
(1)スライド式キーボードでの入力
W-ZERO3[es]の本体をスライドさせると現れる小型キーボードによる入力は、キーが小さいので最初は違和感がありますが、慣れてくれば思ったよりも打ちやすく、長文を入力する時にはやはり便利です。
(2)スタイラスペンによる方法
スタイラスペンでの入力方法は、文字認識による手書き入力と、QWERTY配列のソフトキーボードによる入力の2種類があります。文字認識は、漢字をいちいち書き込むのは面倒くさいのですが、ひらがなを入力してから漢字変換することができ、これがgraffitiファンの人にも、もっとも違和感のない入力方法だと思います。
ソフトキーボードはキーが小さめで、あまり打ちやすくないのですが、メールアドレスなどアルファベットだけを打ち込む場合は、こちらのほうが快適な場合もあります。
手書き入力 | ソフトキーボード |
(3)ケータイ式の入力
これは別に説明の必要はないでしょうが、両手を使えないシチュエーション、また、人目を引きたくない場合は、これを使うことになるでしょう。
Palmのgraffiti入力は一度慣れてしまうと本当に快適で、他の入力方法に移れなくなってしまう所がありますが、W-ZERO3[es]も、TPOに応じて入力方法を選べますので、案外悪くないものです。
なかなかPalmから他の機種への乗り換えに踏み切れない人も、モノは試しで一度触ってみる事をお勧めします。